映画 善き人のためのソナタ（Das Leben der Anderen）

1984年ベルリンの壁で分断され、ドイツが東西に分かれていた時期の、東ベルリンの恐ろしい監視社会を描いたドイツ映画。
2006年公開。

東ドイツではシュタージという国家保安省が、社会主義に反する思想を抱いていると思われる人々を監視していました。

国家保安省の局員ヴィースラーは、反体制の疑いのある劇作家と、同居している舞台女優を監視するよう命じられ、アパートには盗聴器が仕掛けられます。

ところがこの２人の思想や、劇作家が弾いたピアノソナタを聴くうちに、ヴィースラーの心に変化が。

1989年ベルリンの壁崩壊。
隠されていた驚きの真実を知った劇作家。
28年間遮断されてきた、東西分断の歴史が終結したベルリンの書店での思わぬ出来事。

鑑賞後は重く胸が詰まります。

・国家保安省の局員ヴィースラー大尉役 ウルリッヒ・ミューエ
（実際にシュタージに監視された経験があるそうです）

・劇作家ドライマン役 セバスチャン・コッホ

・舞台女優クリスタ役 マルティナ・ゲデック
映画「リスボンに誘われて」にも出演されています。