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映画 リスボンに誘われて(NIGHT TRAIN TO LISBON)


豪華実力派俳優が集まった、2013年ドイツ・スイス・ポルトガル合作映画。

原作は2004年に出版され、31カ国で翻訳、全世界で400万部を突破した、パスカル・メルシエのベストセラー小説。

古典文献学を教えるスイスの高校教師、知性溢れるライムントは 離婚して一人暮らし。

ある雨の朝の通勤途中、吊り橋から飛び降りようとした若い女性を助けます。
彼女が置いていったコートのポケットに入っていた、1冊の本に挟まれていたのはなぜかリスボン行きの切符。
届けようと駅へ向かいましたが彼女を見つけられず、衝動的に夜行列車に飛び乗ってしまいます。

列車の中で読んだ本の内容に心を奪われ、著者であるアマデウという人物を訪ねることに。
著者の妹や当時の友人達に会い、アマデウが若くして亡くなった医師であったことが判明。
1974年まで続いた独裁体制下の激動の日々をレジスタンスとして生きた誇りや苦悩など、彼の人生が徐々に明らかになっていきます。

思いがけず訪れたリスボンでの新しい出会い、自身の人生を見つめ直したライムント。
吊り橋から飛び降りようとした女性は誰だったのか。
映画は驚きのラストを迎えます。

リスボンの街並みが魅力的。
主役のジェレミー・アイアンズをはじめ、 素晴らしい俳優さんばかりでした。

「善き人のためのソナタ」にも、マルティナ・ゲデックが出演しています。


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