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#54 本心(続き)

こんにちは☺︎ もるです

もうすぐ夏休みも終わろうとしている今日この頃。
昨日は、「あっという間だったねー」と同期と嘆いていました。。

生活リズム、戻せるかな…
まあ何とかなるでしょう、というか何とかします💧


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今日は前回の続きを言葉にしたいと思ったので、つらつら書いてみようかなとおもいます。

↓ 前回のお話はこちらから


あの後、たくさんの団員たちが声をかけてくれて、たくさん温かい言葉をかけてくれました。
ほんとありがたい。感謝感謝です。

少し落ち着きを取り戻したタイミングで、一番伝えたかった人であるパートの同期にようやく話をすることができました。
(厳密には、話すきっかけをくれた。)

この日は、たまたま部活帰りが2人きりで。
人目を気にせずに思ってること、悩んでることを素直に言えたし、同期もじっくり聞いてくれて、たくさん一緒に考えてくれて、励ましてくれた。
どんなに救われたことか。

彼は終始、「そうだったのか、全然知らなかった。」と言いつつ、どこか寂しそうな表情を見せながらも、穏やかに言葉を返してくれた。


クラリネットをしてた頃は同期が何人もいたし、同性同士だったからか、結構揉めたりしながらもラフにいろんな話ができてた。
もちろん悩むことはあったけど、1人で抱えることは今より少なかったかもしれない。
だから余計になのかな。

どうしても彼に1つだけ言えなかったのは、
もっと早くちゃんと相談すればよかったのに、話せなかったのを謝れなかったこと。このことだけは上手く言葉を並べられなかった。


彼は誰に対しても優しくて、素直で、そしてバケモノかと周囲から言われるくらいホルンが上手な努力家さん。
いつも爆音で吹いてるのに、飄々としているのは未だに謎だけど。


オケ入った時からずっと彼の一生懸命な姿を見てきて、とっても尊敬しているし、みんなに愛されていて私も大事にしたいと思っている人。

ピュアな人なので、傷つけちゃうかもしれないと私が一方的に怖がって、
どうしても助けてほしいと言えなかった。
言う勇気がなかった。



そっか、そういうことか。
答えは「大事にしたい人」だったからか。


私が思っている以上に彼は大切な存在なのかもしれません。
心のどこかで、「壊したくない、離れちゃうのはいやだ」って思ってる。
(今更だけど、時々noteに書いてた彼とはこの人のこと)


彼といると、他の人とは違う穏やかな空気を感じられるのが居心地よくて。話し始めたらびっくりするくらい、すっと言葉が出てくる。

普段は物静かでマイペースだけど、音楽のことになると誰にも負けないくらいの熱量で表現する姿はすごく生き生きしていて、見ているだけで元気もらえるんです。


私はそこまで音楽に長けている訳ではないので、「なんか難しいな、ついていけないな」とか思っちゃったりもしますが、
ほんとに、音楽に対してはストイックだけどものすごく楽しそう。

心から音楽を愛しているんだなってことが伝わってくる。


私はそういう彼の姿をみて、勝手に壁を感じていたのかもしれないですね。
「私はかなわない、恐れ多い」と。
無意識のうちに彼を遠ざけようとしてしまってた。

でも、それは大間違いだった。
もちろん、彼のような音楽の愛し方は出来ないし、そもそもマネすることも難しすぎるけど、
「私は私の思う音楽を伝えられたらいいじゃん」「もっと頼ろう、一緒に考えれば良い方向に行けるんじゃないか?」って、2人で話しているうちにそう思えた。

私に足りないのは自信。

そういえば今回のことだけじゃなく、ホルンとちゃんと向き合うきっかけをくれたのも彼だった。
彼や後輩が上手過ぎて、肩身狭くなっちゃって、細々とホルンを吹いていた時期があった。自分はまだまだ、、って。

トップだと毎回tuttiで震えるくらい緊張してた。
soloでなかなか思ったようなフレーズ感を作れなくてすごく焦ってたとき、「もるちゃんのきれいなホルンの音がもっと聞きたい。」って懇願された。


思ってもいなかった彼の一言で、はっとして。
大学からはじめたホルン、ずっと皆に追いつかなきゃって必死になってばかりだったけど、思っている以上に自分は成長していたんだってことを教えてくれた。


本当に大事にしたい人なら、私もちゃんと向き合わなきゃってようやく思えた。同じパートの同期だからこそ、楽しいことだけじゃなくてちょっと辛いこともたまには共有したい。
頼るの下手だけど、不器用なりにもっと頼ってもいいよね。

一度は全部嫌になってしまったけれど、そう思えたらもうちょっと頑張れそうです。


今日もこれから練習。今日はどんなtuttiになるんだろうか。
ワクワク半分。緊張感半分。

では、行ってきます








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