見出し画像

生命力あふれる旬な筍でつくるごはん

みずみずしい生命力あふれた筍を味わう


水煮と比べると、しゃきっとみずみずしい食感。
でも、ちょっと下処理が面倒・・・
それに固い皮を剥いでいくと、ちっさくなってしまう。
ちょっと悲しい、、、
それでも、旬なときに頂く筍はやっぱり格別です。

春の陽気とともに、地上に現れる姿に生命力がだだ漏れ。
なんだか健気に、太陽に向かって育つ姿を想像すると愛おしく感じる。
その生命力をいただけることは、ありがたいこと。
そして、わたしのカラダも目覚める。

筍なひとさら


▷焼き筍
下味は付けているので、味つけは、ちょっと癖のある「いしる」とみりんを少しだけ。
柔らかな穂先を大きめに切って焼く。先っぽから少しずつ食感が変わるのをが楽しい。ちょっぴり贅沢感。香ばしさで、食がすすみます。
▷筍の木の芽味噌和え
葉山椒のさわやかな風味と甘め味噌で作る木の芽味噌は外せません。
葉山椒の香りはすーっとカラダに染み渡り、すっきりと巡る・・・
▷筍焼売
ここにも、葉山椒の香りを忍ばせます。シャキシャキ食感と、豚肉の柔らかな食感に、コントラストが生まれて、おいしく楽しい!

あとは、筍ご飯に筍の炒め物、煮物などなど。
まだまだ筍を味わいたい!

薬膳的に筍をみる

寒性で、余分な熱を冷ます働きがあります。
咳や痰の改善、利尿作用より浮腫み改善、胃腸の熱を冷ますことから便通をよくするなどにオススメ食材と考えられています。

食物繊維も豊富で、冬に溜め込んだものを、排出する助けをしてくれる。
春先、のぼせでのイライラにも、熱のこもりを冷まして、鎮めてくれるのではないかな、と思います。香りのあるものとの組み合わせはよいですね。さわやかな香りの葉山椒は相性ぴったり。

でも、冷え性さんは摂りすぎないように。
何でも適量で、美味しく味わいましょう。

まだまだ旬な筍に思いが巡る

不思議と旬以外の時期に、わざわざ水煮を買ってまで食べたいとは思わないんです。
筍の煮物が、お節料理に並んでも、そこまで積極的には求めない。
旬なパワーをもった筍を知ってしまったからでしょうか。
旬な時期には、カラダが求めているのかもしれません。

そんなワケで、旬な今の筍は、おいしくて特別感を感じる。
次の筍料理に思いを巡らせては、密かにワクワクしています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?