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フライブルク留学記、その17

こんにちは!もくひとです。
寒い日が続いていますが、いかがお過ごしですか?
身体があたたまる、鍋やおでんなど美味しいものをしっかり食べて、健康に過ごしてまいりましょう!

フライブルク留学記もようやく半年分まで到達したところです。
筆の進みが遅く、ここまで来るのに1年半かかっている……まあのんびりペースですこしずつ(ただし、記憶が鮮明なうちに……!)記事を投稿していけたらと思います。

die Winterferien!!

Wintersemester(冬学期)の授業は全て終わり、ほとんどの学生は実家に戻って家族や友達と休暇を楽しみます。
僕はといえば、練習室に誰も来ないのを良いことに練習し放題!この時期は本当にめちゃくちゃ練習しまくっていました。


相変わらずコンサートやオペラにもたびたび足を運び、充実した日々を過ごしていました。なかでもチェコ・フィルハーモニー管弦楽団のツアー・コンサートはとんでもない名演で、強烈な印象が今でも残っています。

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東欧の風が肌に触れたような感じが今でも忘れられない

学校が閉鎖!?

のんきに勉強(休暇)を楽しんでいたある日、「感染症のせいで、学校が閉鎖されるかもしれない……」という話が伝わってきました。
ニュースを確認すると、たしかにドイツ全体で公共施設や学校、コンサートホールなど様々な場所を閉鎖することが検討されているようでした。

学校が閉鎖になってしまうとほとんど練習ができません。おまけにコンサートも聴けないとなると……

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川べりにぼんやりと座って、身の振り方を考える

そうこうしているうちに、「来週の月曜日から学校は閉鎖、練習室は使えなくなります」という連絡が来ました。
その瞬間、一時帰国することを決意。色々な思いを抱えたままではありましたが、身動きが取れなくなってはヤバい!と瞬発的に行動しました。
すぐに飛行機を予約して、次の日にはフランクフルトからヘルシンキ(フィンランド)を経由し、あっという間にドタバタの一時帰国となりました。

日本へ帰国して

どうせドイツにいても練習できない、それなら騒動がおさまるまで日本で練習して、1ヶ月くらいしたらまたドイツに戻ろう……そのときはそう考えていました。当時はまだ現在のような状況になるとは誰も予想していなかったのです。

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ところが日本に帰ってみると、練習どころか外を出歩くこともままなりません。結局はほとんど家で過ごすことに。
ちなみにこの時、日本とドイツで感染症に対する対応や人々の行動が全く異なることに驚き、それが人間の文化や考え方の違いについて深く考える一つのきっかけになったと思います。

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練習パッドで基礎練習三昧!

写真を見返すと、この頃は日光浴がてら毎日のようにマンションの屋上でコーヒーやビールを楽しんでいました。なんだかんだドイツののんびりとした雰囲気を持ち帰っていたようです。最近は仕事に追われて、余裕を持つことを忘れちゃってるなあ……

きっちりとした日本の文化ももちろん素晴らしいですが、ヨーロッパ特有のどことなくのんびりした時間間隔もときおり思い出しながら生活したいなあと思います。

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きょうはここまで。
Auf Wiedersehen!!


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