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教養として身につける地理10 大陸と地形の成り立ち(ユーラシア大陸・ヨーロッパ州)

前回の記事

では、アフリカ大陸の成り立ちや自然環境について書いてみました。

さて、今回はいよいよ、地球上最大の大陸であるユーラシア大陸にスポットを当てていきたいと思います。

ところで、ユーラシア(EURASIA)というのは、分解してみると「EUR」「ASIA」に分けることができます。
つまり、「ヨーロッパ州」と「アジア州」の2つを合わせて「ユーラシア大陸」という名称になっているんですね。いわゆる「かばん語」です。

ユーラシア大陸は極めて広大(約54929000㎢)。地球の陸地面積の4割を占めます。
人口も47億1500万人(2006年時点)で、地球の総人口の72%を占めています。

さて、このような巨大大陸なので、今回は2つ、つまりヨーロッパ州とアジア州に分けて、それぞれ話を進めていきたいと思います。

ちなみに、両者の境目はだいたい

ウラル山脈・コーカサス山脈・ウラル川・カスピ海・黒海・ボスポラス海峡

といったところです。大体の境界線を図化すると

こんな感じ。
ちなみに、ロシアやトルコなどは、ヨーロッパとアジアにまたがった国であると言えます。

境界線上にある地域では、

こんな感じで境界がわかる標識やモニュメントがあったりします。

というわけで、まずはヨーロッパについて…。


高度別割合から見る大陸の概要(ヨーロッパ州編)

毎回の事になりますが、高度別割合を検証してみましょう。

ヨーロッパ州で際立つのは

・低地(標高200m未満)の多さ(50%以上)
・4000m以上の高峻な山脈がほとんどない

という点です。
平均高度がほとんど同じオーストラリア大陸と比べると、

・低地が多い
・2000~4000mの山地(新期造山帯)がある

という点が見分けるポイントになります。

1、ヨーロッパ州の「低地」

ヨーロッパ州の低地を構成する大地形のうち、最大のものは「東ヨーロッパ平原」です。
面積はおよそ400万㎢(日本の国土面積の約10倍)。
標高の平均は170m。最高地点でも標高は350mほどです。

範囲を国名でざっくり表記すると、
ロシア(西部)、エストニア、ラトビア、リトアニア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドバ、カザフスタン。

つまり、西はバルト三国、東はウラル山脈の西山麓くらいまでです。
かつての帝政ロシアやソビエト連邦領のヨーロッパ側とおよそ一致します。
(別名「ロシア平原」ともいいます)
また、ロシア卓状地の範囲にもおよそ一致します。

※卓状地とは
安定陸塊の一種。
先カンブリア時代の最古の地層の上に、若い時代の堆積物がほぼ水平にのった広大な地域。
その名の通り、断面を見ると卓(テーブル)状になっている。

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