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完全なるチェックメイト(2015年)【映画紹介でチェックメイトだゾ!「そんなキャラは出てこん」】

将棋をやる人のことを棋士と呼びますが、
チェスをやる人のことは何というのでしょうか?
そういう世界をまったく知りません。
AIたちに訊いてみたらチェスプレイヤーというそうですが・・・

本作は天才チェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーが、
アメリカ代表としてソ連代表のボリス・スパスキーと対戦する。
そんな映画。
1960年代ごろの話です。史実を元にした映画です。

けっこう昔に観た映画だし、
筋もちょっと分かりにくい気がするので、
間違っていたらごめんなさい。

FBIに監視しているらしいお母さんとの母子家庭で育ったっぽいボビーですが、貧しい生活の中であっという間にチェスを覚え、
あれよあれよという間に史上空前の15歳でグランドマスターになるという快挙を成し遂げますが、話はここからです。

快進撃を続けるボビーの視野に、世界チャンプであるソ連のスパスキーが入ってきます。
そしてアメリカを代表してボビーに勝ってもらおうとする人たちが、あれやこれやとおぜん立てします。冷戦の代理戦です。
ただボビーはすでに精神を半分、病んでいるような状態なんですね。

異常に気難しく、些細な点にこだわり、盗聴しているとか疑い出すボビーは、明らかに精神病っぽい状態なのですが、まあぎりぎり大丈夫なのか、周囲がなだめすかしたりしてあれこれして、なんとかスパスキーとの対戦に持ち込みます。
正直、このボビーの訳の分からなさがこの話の面白い部分なんでしょうが、
訳のわからないごねを始めるボビーに、視聴者がいらついてくることもあるのかもしれません。まあ疾走感がある作品ではない感じでした。
しかもスパスキーに快勝するかと思いきや、結構、負け越しています。
何回も負けて、また変な妄想が出始め、試合をバックレて帰ってしまったりと、こうなんというか、わかりやすい話にはなりません。史実を元にしているのでしょうね。

作中ではボビーは天才すぎて精神病的なものを発症しているとの説明なのですが。

ただスパスキーの方も精神病みたいな症状を見せだすに至り、ようやくボビーも安心したのか、本調子になっていきます。
(これはボビーと本気の勝負がやりたいゆえの、スパスキーの演技だったのだと、私は観て取ったのですが、どうでしょうか?)

*****

ボビーフィッシャーの記録を観ると、
最終的にアイスランド国籍を取得してそこで亡くなる前に、
日本の女性を内縁の妻として、東京都大田区で一緒に生活していたみたいなんですね。これだけで映画つくれそう。

そんなんでボビーフィッシャーのその後については、
「ボビーフィッシャーを探して」という別の作品まであります。
未視聴、および原作未読です。

と思ったら、これはボビーフィッシャーが出てこない話でしたね。
まあ、影響力が大きい人物と言うことで。

奇行を行う天才チェスプレイヤー、ボビーフィッシャーの話は、まだ奥深い。というかチェスの世界が奥深すぎて、ちょっとその先に進むのがためらわれる。

あまりにも先が長そうなので、入り口だけで引き返すことにしますが、
皆様におかれましては、どうでしょうか?

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