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スターウィーズEp9スカイウォーカーの夜明け(2019年)【お前を殺したくはない。見つけ出して必ず俺の映画感想を語る「あああの、どうぞ」みんなそう言うんだよな。許さんとか言わんよな「こ、こいつ」】

こんなんSWじゃないとか言われて、
世評が極めて悪いシリーズ新三部作のトリを飾る作品。
でも、私はスキですよ。
SW世界観を台無しにするような数多の設定を大量投入したそうですが、
そんなことより、これ単体で観ておもしろ!と感じられる方が私は大事。

本作では、主人公兼ヒロインのレイ(スカイウォーカー)と、
プリンス兼ライバルキャラのカイロ・レン(シスの暗黒卿)の、
愛し合う者同士で戦いあうという矛盾のある超能力ソードラブアドヴェンチャーという、しかも予算は使いまくって良いということなので、実に豪華な展開だと思います。
こういうジャンルはほぼ観たことないような気がする。
新しいカテゴリを開拓したのではなかろうか?
ふたりとも割とガチ恋なのに、
だからといって手を抜かずに斬り合うのがイイ!

さらにお互いジェダイとシスなので、超能力バトルも健在。
これまで設定に出てこなかったありとあらゆる超奥義が出てきます。

テレポーテーションしながら戦ったり、
(なぜその技をもっと早く出さなかったんだ!あの時とかこの時とか)

前作までで死んでいるはずのルークも皇帝も
このレベルを実際に殺すことは不可能らしくて、
霊体みたいな感じであっけなく復活してます。死なねえのかよ!
このクラスになるとほぼ不死みたいなんですね。
今までの40年間のドラマがすべて吹っ飛ぶ展開なんで「フォースあります」とか言ってた人たちが怒るのも無理ないぞ。

でもこれ単体で観ていると、すごくイイ感じなんだよなあ。

結局、物語ってのは物語が面白くなるために、
これまで積み上げたものをぜんぶ壊したっていいんだよね。
エヴァンゲリオンTV版みたいに。
重要なのは世界観よりも、伝えたいテーマなんだ。

フィクションが喜ばれるのは、その嘘だらけの世界の中で、
伝えたいテーマというリアルよりもリアルな人生の意味が語られるから。
フィクションの中では、私たちの本物の人生の何十倍も濃い人生が詰まっている。
私たちは濃い人生のエッセンスを感じるために観たり読んだりしてるんだ。

もちろんエンタメとしては、伝えたいテーマも材料のひとつでしかない。
テーマと世界観があまりにも合わない、
そんなレシピの時点で失敗している作品というのはある。
テーマはいわばスパイス、カレーにスイーツを入れたら台無しになるのと同じように、やばい組み合わせというのはある。

しかしSW‐9については、そこの部分での失敗はない。
ロミオとジュリエットにバトル要素を入れちゃったみたいな作風は、
まさしくスペースオペラの正道であるSWらしい作品なのだ。
SFのFはファンタジーのFだゾ!

むしろ若い人に観てほしいと、なんとなくだけど、おもった。
過去を背負わぬ人たちにこそふさわしいのかも。
だからというか、なんでもいいけど、
世間様がなんと言おうと、私はこの作品がスキだ。
異論は認めない。

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