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遭敵海域(著:C・W・ニコル)【あそこだ。見えるか?「あ、あれが読書感想!?」紹介準備だっ】

イギリスの作家。
クライヴ・ウィリアム・ニコル氏は、日本に住み着き、
日本語で小説を書いていました。

そして英国のお家芸。
海洋冒険小説を日本海軍主人公で書いたのが、
このシリーズです。

シリーズの最初は、
江戸時代にクジラ鳥だった男の物語。

続編は彼の息子。
イギリス系の青い目の日本海軍軍人でして、
日露戦争で活躍します。

3作目の本作は、第1次大戦の初期を扱った作品となります。
(時系列的には盟約の方が後らしい。読んでないんじゃ)

日本はWW1では、ほとんど名目だけの参戦だったのですが、
それでも軍艦を数隻派遣したみたいで、
その先遣としてまずは英国に詳しい主人公が派遣される。

↑ 遭敵海域の直接の後編がこちら。

派遣されただけでなく、
現地で軍艦を指揮してUボートと戦ってしまう。
という海洋冒険小説のお手本を演じてしまいます。

まあ、この話は割と地味な話なのですが。

この辺の話は、華がないせいか、
あまり語られず、
大正期の日本も平和すぎて話が無かったり、
そんなわけで逆に興味関心が湧いてしまって、
これを読んだわけです。

ちなみに続編は読みませんでした。
いや、あの、他に読みたいのたくさんあるんです。

なんか時間が止まった世界で1000時間くらい暇なら、
そしてお金が無尽蔵なら読むはずなんですが。

ちょっと飛ばしてしまいました。
でも、地味だけど楽しめました。

何より、知らない時代を知れるのが楽しい。

また、少しずつ日本軍にも横暴な軍人が時折目立つようになってきて、
主人公がそれを懲らしめたりしています。
日本海軍サーガの一冊。
これって、サーガになりますよね。
次の大河にならないかな。

大河になれっ 

でも時間あったら読む。


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