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正解するカド(2017年)【アニメ感想でもぜひ正解してほしい。6秒で「短すぎる」10分「ぜんぶ視聴するのに最低でも6時間はかかる」なら、6時間と10分「お前は」】

なんかものすごい勢いで宣伝して盛り上がっていたけど、
その後の結果を聞かない作品。
皆さんにおかれては、どうにも低評価だったみたいです。

竜頭蛇尾に終わったアニメ作品らしいのですが、
実際に観てみると、私としては、
そんなに悪くないじゃん、と思えるのですが。

発見されたSFミステリ作家、野崎まど先生が原案。
あらすじの名手野崎まどなら、外れないかな、とこの時点で感じてしまいます。

とりあえず、ざっとなあらすじ。
**

主人公は外務省のネゴシエーター(交渉人)
つまり意見の一致しない相手を話し合い、
お互いの意見をすり合わせ一致点を見つけるのが仕事。

ある日、宇宙人とも未来人とも判別できない、
謎の正方形、いや、立方体が空から降ってきて、
離陸寸前の飛行機ごと閉じ込められてしまいます。

内部には、やがて人の姿をした謎の存在が現れ、
そのモノは自らをヤハクイザシュニナと名乗る。
そして謎の立方体をカドと呼ぶ。

彼、ヤハクイザシュニナ(以後ザシュニナ)は、宇宙の外側、さらに高次元の異方から来たと言う。
超ひも理論とかでなんか聞いたことある。これかな。

要するに、

ファーストコンタクトものです。

なんとなくこれに似てる。
というか、異方のモノたち、異方存在は、
一方的に人類に技術を押し付けてきます。
それは無限エネルギーであったり、
人類に取ってはありがたいもののハズですが、
それを巡って国際社会の間にわだかまりができます。

そんなもの、欲しくないっ

っと言ってしまう人もいる中で、
小渕首相そっくりの日本首相は、
「技術に善悪はありません。あるとすればそれは技術をどう扱うかという人の側の問題であって、技術には罪はない」

とか言って悪びれずもらうのですが。
(小渕首相の評価って高いんですね)

この作品のテーマは、交渉です。
異方存在との交渉、
国際社会との交渉、
妬み、警戒、利権、そうしたものとすべて話し合いで交渉していく。

正論ではできません。

交渉はお互いに正論をぶつけるだけでは、絶対にまとまらないのです。

(とはいえ、正論がないと、相手に一方的に有利にされちまいますので、自分たちの正論を把握しておくことは超重要です)

話を戻しますが、
引き続き異方からの技術提供が行われ、
それは人類の意識の変容、
(具体的に言うと高次元を認識できるようになることで眠らなくても済むようになる)

さらに高次元のコントロール方法など、

そして最終的に異方存在であるザシュニナの欲望が明らかになってきます。

++++

全14話(総集編1話含む)
短期間で観れます。

結末は、予想外の方向に突っ込みましたが、
これが、評判が悪かった理由なのでしょうか?
まあでも、彼女は私たちの理解とは少し異なる存在だと思うので。周りがいうほどに不幸な存在とかではないと思うのですが。
定番の結末にもっていかないことで、意外性を出すことはできたが、理解されにくかった作品だったのかな、と私は思いました。

私はすごく面白い!良い!と、
感じられたのですが。
みんなはそうでもないのかな?

第1話が無料公開されているみたいです。
ちなみに第0話もあります(前日譚)
私はそっちから見たのですが。

タイトル絵はとにかく巨大建築物をということで、
京都駅の画像を使用させていただいております。
巨大建築物はステキですよね。
え? そうでもない?


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