弁当はいいよね

太郎は家に帰り考えていた。そうだな、これにしよう。太郎はまず司会者を探すことにした。
太郎は店が休みの月曜日、とある焼き肉屋にいた。太郎の家から電車で1時間ほど。蒲田の駅から10分ほど歩いたところにその店はあった。ちょうど昼時。店はランチ目当ての客でにぎわっていた。太郎は席に着きビールを飲んでいる。「お姉さん、酒井さん呼んでくれる？」「あ、はい。」「あーダメダメ後にして。忙しいんだから。」まあそうなるよな。太郎は食事をした後店を出て休憩時間まで待ちまた店に向かった。「酒井さん。」酒井さんと言われた男は席に座ってスポーツ新聞を読んでいた。「あーさっちゃん浮気したんだな。そんな感じじゃなかったのに。」酒井は独り言を言っている。「酒井さん。」「あ、山田か。どうしたの？珍しい。」「あの、今日はお願いがありまして。」「あんたが来るときは必ず訳アリだからな。まあいいや何？」「仕事が入りまして。高視聴率の番組を作らなければならないんです。それで司会者をまず探していて。誰かいい人いませんか？」続く