雪幻|冬と春 / backnumber
私の勘違いだった。
そんな言葉で終止符を打てるほど爽やかじゃない、
悔しさと憎しみに溢れたこの気持ち。
私とあなたの将来に勝手に酔いしれていたら、足元を掬われた ─────
小さい頃から一緒にいた私たち。
あなたは私のことが好きで、私もあなたのことが好き。
それは誰が見てもわかることで、今さら私たちの間に入ってこようとする人なんていないの。
そう高をくくり、言葉や態度で伝えることを怠った私への罰なの?
私が信じて疑わなかったあなたとの未来は、
ふと目をそらした先にいた