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近代建築と昔からの重厚な建物が混在していて、それも楽しい。〜フィンランド紀行(4)

Oodiという素敵な図書館ですっかり時間をくってしまった・・・時計をみるとお昼。も少し歩いて、スープが美味しいというお店に行きたいんだけどな。(1日2食外食するとかなりもたれる年齢。スープなら・・・という気持ちもあって。)

楽しかったOodiを出てくると、ちょっと先にこの目立つ建物。キアズマ・現代美術館(の、後ろ)です。それにしても日向は暑いくらいのいい天気!
水面からの反射で無機質な外壁が微妙にゆれるの、素敵です。
正面玄関はこの左手・・・と知りつつも、こんな階段あったら登りますよね。
となりには恐らく夏期のみ流してるんだろうなぁ、という流れ(冬にやったら大変なことだよね)
ヘルシンキの近代建築は曲線がキレイ。素材の冷たい感じが緩和されてる。
目からどばどば水を出している「噴水」は2024年5月30日から展示されているWomen & Childrenという作品。ニューヨークから運ばれてきたそうです。ポルトガルの世界遺産the Sanctuary of Bom Jesus do Monteの像から着想した作品、っていうけど・・・ごめん、あまりの水の勢いでなんか冗談みたいwww まぁフィンランドの(戦争に明け暮れていた)歴史もあることだし、いろんな解釈をしたくなる、良い作品なんでしょう。
ちなみにこれがポルトガルにあるthe Sanctuary of Bom Jesus do Monteの、アイディアとなったものだと思う(3月に行ってきた)・・・ここには目から、他にも鼻から、耳から、そして楯(?)の模様から水が出てて、なんでだろう・・・って話してたんだよね。
Kiasmaキアズマ・ヘルシンキ近代美術館、入り口は右手の、橋がかかったようなところの下(茶色にみえるところ)です。美術館とかは時間を割かないと見られないのでショップだけ覗いてきました。(さすがの品揃えのミュージアムショップでした)
入り口から美術館へのスロープ、この景色よ・・・氷の彫刻って感じの静寂を感じる。美しいな。
マンネルへイム元帥さん(リンクはWikiにとびます)、フィンランド建国の父といわれるそう。ロシア、ドイツ、過去にはスウェーデンに侵略・統治された国だから、マンネルヘイム元帥の評価は一筋縄ではいかない。でも明らかなのは彼が周囲の大国からフィンランドを守りたかったということかもしれない。(歴史を完全には網羅していませんが彼が重責を担っていたのはわかります)
Amos Rex(美術館)の展示のひとつの緑の像と、同じ色の車が目の前に。別に意味はないけど「同じだ〜♡」となり、写真撮ったまでです・・・
こちらがヘルシンキ中央駅。空港から電車でもバスでも、大抵の旅行者が交通機関で最初に到着するところ。とても美しいアール・デコ調の駅舎で、Probably one of the most beautiful Art Deco train stationsと表現するひとも。
人が沢山行き交います。
駅舎のこういう曲線と、大きな時計、いつ見てもいいなって思う。旅に出たくなる。
ヨーロッパの駅舎だわ・・・
え!?おにぎり一個で4.90€だと?! 日本食ブームなんだろうけどさ・・・
地下街で道の向こうのショッピングモールとつながるあたり、雪国だなぁと思う。(札幌みたいなもんでしょうか)
モール側の出口(というか、こっち側が駅舎の《正面》らしいですよ!!!)には、こんな男性の像が両側に(写真の像と対になってるっぽいのが、この右手にあります)・・・進撃の巨人の壁かと思うじゃんww  
世界みたいな球体をもってるから何かの意味はあるのか、カレワラ(フィンランド神話)にでも出てくるのか?と思ったけど分からなかったです。フィンランドの建築家エリエル・サーリネンが設計し1919年に完成した、ということしか出てこなかった。
季節だからか、施設名とかいろんなところを沢山の造花で飾っているところが多いのです。かわいい。そして花でいっぱいのプランターもあちこちにあるしね。
天井1つにもみられる、ちょっとしたデザインが素敵な感じ。
こちらは花のゲート。なんか雰囲気明るくなってイイですよね。
ヘルシンキではいろんなところにこういった「後付け室内」とでも呼びたい空間が。雪国だからこういうことをするほうがみんな便利なんだろうね。
老舗デパートストックマンも花で飾られています。
街のなかを市電(トラム)がとおる景色、いいよねぇ。そして歴史的建造物を本当に上手に使っていると思います。
建物の一部に中庭?に続く小径が。なんかいいなぁ。入って行かなかったけれど多分あの奥の明るいところ、上にガラスの覆いがあるんじゃないかな(後付け室内になってると重う)。
建物の重厚さはどの時代からなのでしょう。
こちらも入り口を守る?戦いの女神像に囲まれています。
また花のゲート。
はっとするシンプルで温かい感じの建築デザイン。調べたらヘルシンキ大学の一部「Think Corner」っていうらしい、コワーキングスペースとか科学のための「リビングスペース」があるとのこと。
ヘルシンキ大聖堂の裏手にでました。土曜だったので左手のフィンランド国立図書館は本日お休み・・・残念。開いていたら覗きたかった、ここも建築が素晴らしいらしい。
大聖堂前の広場には、暑いのに人がいっぱい。こっちの人、とにかく日射しを求めて日向にいくっていうけど、観光客もなのかしら。
ヘルシンキ大聖堂。案の定修復工事中www で、入れませんでした。
りっぱ。
お目当てのスープで有名な店に着いたのだけれど、座ってから気付いた。
土曜は「午後3時から」の営業だった!!
店員さんはちょうど貸し切りにしてた中国人観光客グループと一緒だと思ったらしい。ごめんなさいねぇ。でも注文していいっていうのでお言葉に甘えました。
当然ながらお目当てのスープランチはなく。でも旅の疲れで胃が調子よくなかったので、オットと私はビールをのんで、ちょっとした前菜をつまみに。(結果的にお腹にはちょうどよかった)
オイシイ〜!


平日ならお昼もやってます、Bistro Qulmaというところ。スープが有名で、ここのシェフはスープの本も出しているほど。土日はランチやってません(再度、ほんとに申し訳なかった)。ランチのビュッフェは14.5€(2024年7月現在)。ウェブサイトはこちら(ほとんどがフィンランド語で英語は一部のみ表記されてる)。

Oodiからゆっくりの散歩ペースであるいてここまで1時間かかりません。ヘルシンキはそんな感じの大きさの街です。



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