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コンパクトな街を歩いて楽しむ〜フィンランド紀行(5)

まだまだヘルシンキを歩く1日の記録www やっと午後(2時〜6時)のあたり。

ランチ(といっても極々軽く酒のつまみを食べた感じw)のあと、また歩き始めます。今度は港のほうへ・・・

The Finnish house of Nobility(フィンランド貴族会館、とでも訳すのかな。多分予約なしでは見られません)を過ぎたあたり、財務省かなんかの建物の入り口のライトです。水紋みたいなデザインが目を引いてぱちり。個人的に結構印象に残って好きなものです。
港が見えてきました。右側に見えるのはホップオン・ホップオフバス(他の観光地にも多くある観光バスで、市内の好きなところで乗り降りできるし、ずっと乗っていても観光できます。)、その左に近くの島に向かうらしき小さめのフェリー、左奥にはお隣のスウェーデンかエストニアに行くのでしょうか、シリアラインの大型客船。
フィンランド正教会の中心、ウスペンスキー大聖堂。上まで登ってみようかな。
このあたりは個人所有と思われるボートやヨットが沢山。
守衛と言うより護衛、って感じの人が立ってるこの建物はMain Guard Post、大統領護衛隊って名前もあった。ここから港の方にいくと大統領官邸Presidential Palaceがあるんだけれど、そこの警護なんかをする護衛隊なんだそう。
ホテルかマンションかわからないけれど、ひとつひとつの建物にこだわりがあるよねぇ。
ウスペンスキー大聖堂。結婚式やってて、中は見られませんでした。
港そばの観覧車には、サウナ観覧車(写真の手前にみえる、木の板で覆われたコンパートメント)がついておりますwww(乗らなかったけどね。)
こちらは有名な公共プール+サウナ、Allas Sea Poolの建物。
カッコいいけど、結構ありふれた材木を使ってるのが驚き。
左手がAllas Sea Pool、右側が近くの島に行くフェリーと、シリヤ・ラインの大型フェリー。
港のマーケットは一大観光地。
比較的リーズナブルにシーフードや地元特産のもの、有名なフィンランド料理などを食べることができます。それぞれの店で大きな食事スペース用のテントをもっているので食べる場所探ししなくてもいい。
魚、おおいよねぇ、やっぱり。ちなみにフィンランドで食されるサーモンの8割はノルウェー産だそうですwww
もちろん ベリーもうってるよ。時期だしね。
美味しそう、だけどお姉さん暑そう・・・
港から伸びるのはエスプラナーディ通りと呼ばれるショッピング街。レストランはもちろん、有名なショップが建ち並びます。フィンランドデザインの洋服や小物はもちろん、有名どころのマリメッコ、イッタラ&アラビアのショップなどを見て回ります。
大分あちこちでゆっくりしたのでもう4時過ぎ。ここは「アカデミア書店」。20世紀を代表するモダニズム建築家アルヴァ・アアルトの設計で、2階には「カフェ・アアルト」が。映画かもめ食堂で、小林聡美に片桐はいりが「ガッチャマンの歌」の話をするのはこのカフェです。
飾られているのは1960年アルヴァ・アアルトのつくったモデル45アームチェアと机。
建築家アアルトは暗い冬も少しでも日光を、ということで光を設計したのだそうです。
エレベーター脇に、こんな場所も。アアルトのチェア45がここにもあります。(一脚40万円とかすると思う。。。(^_^;))
Cafe Aaltoは大人気、そして日本人率高し!(カフェの中の方からガッチャマンが・・・の話し声が聞こえてちょっと笑ったのは内緒)
写真左手の吹き抜けに面した壁際には建築関係の書物がずらり(アアルトの本ももちろんあります)。買おうかと思ったけど、調べたらアメリカのamazonの方が安くて(笑)。ということでアメリカに戻ってから買いました。
いったん宿に戻ってから、夕食に。Restaurant Zetorという内装がユニークなレストランで地球の歩き方にあったので来ました。念のため6時に予約をいれておいた(我が家はいつも夕飯が6時くらいです)けど、夏のこういうバーをもったレストランはもっと遅い時間に混むのでしょう、充分咳はありました。伝統料理、フィンランドのスープなどが食べられます。
バーカウンターを見ると、結構な品数・・・フィンランドの人、結構飲むんだねえ。
このレストランの内装コンセプトは「ゴールドラッシュ時代のフィンランド」。Lapland gold rushとか Ivalo Gold Rushと呼ばれ、1868年ごろから一時期相当のひとが向かったようです。詳しくはWikiでどうぞ(英語)。実際に使われたというシャベル、砂金を探す皿(?)そしてトナカイの毛皮が飾られていました。
(※血みどろ映画だけど、「SISU シス/不死身の男」で主人公老兵アアタミ・コルピが砂金探しをしているのは、そんな話があるからだそうです。)
私たちは(こんどこそ)シェア用にサーモンスープを頼んだので、ライ麦パンがついてきました。
そしてメインには、私がこの店の名物ミートボール、オットが「Fish of the day」でししゃも?のフライが大量に。ヘルシンキの白ビールと一緒にいただきました。美味しかったよ!

結局この日は朝9時前に歩き始めてお昼を食べたのが午後1時すぎ、その後2時〜5時過ぎまでぶらぶらと歩いて多少のお土産や朝食のショッピングをしてから、6-7時で夕食。土曜というのと修復工事中で中まで見られなかったものも多かったですが「表面さらり」と見どころとしてチェックしていたところ全部網羅できました。

ヘルシンキってそういう感じのコンパクトな街です。
旅行に来られる方は、各自の興味の方面に沿って(建築がすき!とか、北欧デザインのウィンドウショッピングがしたい!とか、美術館回りたい!とか)ポイントを絞っても、2日、もしできるなら3日あれば充分ゆっくりと歩いて回れる感じです。
トラムも可愛いので使うのもいいと思うんですが、まぁそんなわけで私達は交通費は使わずにいきました。参考になれば幸いです。


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