これも愛の示し方 #求められた読み手 イベントに参加して思ったコト
文章の中に「そのひと」を探すとき、私は遺跡を歩いている気分になる。
ここに人が住んでいたあとがある。見つけられるだろうか。
その場所に足を運んでみる。
かつて人がいたであろう場所に立つ。そこから見える景色を見る。
在るのは「遺跡」だけで、それ以外の情報はない。
そこにいる人を、これを作った人を、どう感じ なにを受け止めるかは「読み手」次第だ。けれど、こんなに雄弁な物語はない。この景色の中から人生という物語を編んだひとがいるのだ。
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朝5時前に起きるなんて、なかなかない。
でもきいてみたかった。感覚で知っているものと、沢山(作者に希望されて)読まれてきたひとたちとの差はあるのかないのか。
差はあった。作者を思いながら読む優しさ、作者を知ろうという姿勢。
同じであったのは 行間にあふれる「そのひと」が伝わっていること。「読む」はコミュニケーションであると認識していること。
気付いていなかったが言葉できいて感激したのは「読んでもらい、伝わったり理解をもらうと 書く文章が変わっていく」ということ。(そのまんまな言葉じゃないです、スミマセン。)
それは体感していた。でも言葉として自分の体験になっていなかった。
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そう、変わるんだよ。
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昔は誰かに届けばいいかな、くらいに書いていた。
それが思わず届いたことが分かった時、確かに書く先に「まだ見ぬ読み手」を見てた。
それは住所をみてもどこだか想像もつかないような海外のペンパルみたいなもので
相手のことをまだまったく知らないからこを自分のコトを分かって貰えるように、でもその言葉の端々で指先を切ってしまうことのないように(新しい紙で思わず切ってしまった指先の切り傷はびっくりするほど痛くて治らないから)、そんな書き方になった。
あるとき「レーダーチャート式アウトプット診断」を受けてびっくりした。
その時の感動の熱量が多すぎて書いた。これを読んで この診断を知らなかったり受けようと思ってなかった友人まで受けてくれた(笑)。
(余談だけれど、熱量の多い文章は読んでもらえるし上手くはまると行動までして貰える。だけど同時に そこに散らばった言葉のなにかに躓いて、さらにその先に続いている言葉に傷ついてしまうひともいることは確かだ。もしそんな方をつくってしまっていたらごめんなさい、まったくそんな意図はないのです。でも傷つけてる事実がある以上、心からお詫びします。文字の上だけじゃなく・・・)
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読んでもらった、誰かの心に’届いて欲しい方向’で届いた、感激した、
まだ顔を知らないペンパルに書くように書き始めた
また届いた、書くパターンが増えた
「診断」という名のお遊び(に最初は見えました、スミマセン)に参加してみたら 「知らないあなたの文章からあなたを理解したいと思いました」という(博)愛をもらった。
多分 また 書く方向性は拡がっているところだと思う。
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いろんな方がいる。いろんな人生の一場面が見える。
不必要なほど受け取ったり感じ取ってしまうひとたちがいる。
共感覚や うっすらクレヤボヤンス的な力をもつひと
(時間・空間・距離関係無く 受け取る情報が多いということ)
超繊細、と言われるけど ほぼサイキックの域にいるひとたち。
文章は
相手の領域に踏み込みすぎず伝えるコミュニケーションだと思っている。
それはまるで、遺跡のようにただそこに在る。
それをどれくらい丁寧に真っ直ぐ受け止めるかは「読み手」が それを書いた、編んだ、創ったひとを信頼しないと成立しない。それはまさに
書き手を信じる
ことだと思うんだ。
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ツイッターに多いのだけれど、言葉の選び方が上手じゃないひとって実はかなり多い。
集客目線の「言葉の選び方」ではない。
誤解を招かないように 自分を伝える という技術としての選び方だ。
特に今のストレス下、その稚拙な選び方でそこに投げ込まれた言葉に
私もイラッとしたり傷ついたり急に火山爆発的な気落ちになることはある。
だけど、書いたヒトが他人を嫌な気持ちにするつもりじゃないんだろう、と一旦深呼吸し信じてみると ちょっと違う世界がみえたり
その人がもっとしっかり書いた文章があれば「ああ、このひとはこう書いちゃったから私をイライラさせたけれど、言いたかった事はここか」まで辿り着く事ができる。
それは 書いたヒトを信じて 相手を知ろうという気持ちに立ち返れたときのみ見える景色だ。
やっぱり文章はコミュニケーションのひとつ。
だからこそ、大事に言葉を選び丁寧に編むひとともっと繋がりたいし、読ませて欲しいと思った。
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そんな、有意義な2時間でした。
パネルのお三方も、参加された皆さんも、ありがとうございました。
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