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認める

休職前の部署で、看護師さんから色々言われていたり、事務員同士の陰口が蔓延しているという内容のnoteを以前書いた。

(簡単に言うと、私は病院の某診療科で受付をしており、そこで看護師さんにおバカさんとか仕事できないとか言われたり事務員同士で他の職員の陰口を聞くことが多くて堪えたという話)

そのような環境にいたが、私はうつ病になった原因を「自分の能力不足」「仕事内容と自身の性格の不一致」であると思っていた。
実際、休職直前の上司との面談でうつ病の原因を聞かれたときも上記のような内容で答えたことを記憶している。

実際、能力不足や仕事内容性格との不一致は間違いではないと思っている。
診療科の受付は事務員同士、患者さん、看護師、医師など様々な人々との円滑なコミュニケーションや、患者さんの健康への関わりもあり緊急性と緊張感が求められる仕事である。あと覚えることが多くてマルチタスク。

自分の性格を「内向的で人と話すことが苦手」「物事には時間をかけて慎重に取り組みたい」「プレッシャーに打たれ弱い」「単純作業が性に合う」と思っているので診療科の受付の仕事とは相性が悪い。

しかし、上記の職場の人に関するnoteを近しい知人(知人は職場関係ではない)に読んでもらったところ「うつ病の原因は典型的な人間関係じゃないか」と言われた。

私はびっくりした。
そしてその瞬間涙が溢れ出た。

本当は自分でも薄々気づいていたのだと思う。

でも、認めたくなかった。
看護師さんも事務の先輩も仕事が出来て良いところが沢山あって、日頃からお世話になっていた。
そんな恩のある人々をうつ病の原因だとするのは人に優しくありたい自分の正義感に反するだとか、自分みたいな無能が有能な先輩方を悪く思うなんて烏滸がましいだとか考えていた。

それでも知人は「こんなに(私)が周囲の人々に関して悩んでいるのにそれが原因じゃないなんてことはない」と言ってくれた。

事実だった。
実際仕事関係で涙を流したのは自分の能力不足より人に言われた言葉が原因だったことの方が多かったと思う。

人間関係に苦しんでいたことを心の奥底では認めたかったけれど、当時うつで判断力がバグっていて且つ優しくて自己肯定感の低い私1人では認めることができなかった。

でも、客観的な視点を持った第三者である知人が認めてくれたことで、私も認めることが出来たのだと思う。

そして、これを認めることは、今後の人間関係選びやうつ病予防などにおいて、きっと私自身の役に立つだろう。

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