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人って変わらない

夢の中で私はパティシエだった。
チョコレートの店を経営してる上長のようだった。
私は店の中の一角で、出来たばかりのチョコレートを味見していろいろと指示を出していた。なんて美味しい役割(読んで字のごとく、笑)。

新米パティシエが私にお客様へのサービスの小さいチョコレート箱を見せてきた。
私は店の一角の壁で区切られたスペースにいて、装飾を施されたポストのような小さな穴からチョコレートを受け取る。不思議だが、そうやっていつも味見をするのだ。
12個くらい入る箱で4個空きがある。これから残りを詰めるという。
「ここに天使のを詰めると良くないから変えて」
「わかりました」
左上が天使の柄のチョコレートばかりになりそうだったのでそう話した。残りのチョコレートは4個以上あるから味見用になるだろうと算段する。

そこで私は目が覚めた。
そして思い出した。そういえば、小さい頃の夢ってケーキ屋さんだったな。

人って小さい頃からすでに自分なのだと思う。
自分が覚えてないような時期ですら、もう自分で、私は太っていて甘い物が好きな食いしん坊だった。
かなしいことに今と全然変わらないじゃないか。
でも私はほんのり嬉しい。やっぱりそうだった、と思ったのだった。
4ヶ月になる娘もそうなのかもしれない。成長過程で変わる部分はあっても、今の性格はちゃんと大人になっても受け継がれるだろう。
そう思うと感慨深かった。

甘いクッキーと冷えたカフェオレをおめざにする朝 moi

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