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梅雨前に訪れた真夏の暑さを凌ぐ「松岡直也&ウィシング」THE SEPTEMBER WIND / アナログ音源時代の演奏

アーチスト松岡直也氏のことは『わたせせいぞう展』の『スキのお礼』に書いた。

梅雨前、暑さを凌ぐため Apple MusicでBGMに。

タイトルに書いた「松岡直也&ウィシング」は学生時代、夏の暑い時期に聞いたが、アルバム『ハートカクテル』は今まで聞いたことがなかった。
 
聞いてみると「ピアノとギター音以外、もしかしたら?」と思い、クレジットを確認してみた。

思ったとおり、シンセサイザー

「ハートカクテルVol.1」が1986年11月、「Vol.2」が1987年2月に発売。
その頃は、ハードウエアのシンセサイザーしかない時代。
その時代の音楽は noterさんがまとめておられる。

ノートパソコンで自由自在に曲作りが出来る時代から30〜40年前のこと。

ピアノとギター以外のリズムセクションが良く言えば、とてもシンプル。
1曲目は出だしから最後まで同じ音。
2曲目以降は、少し変化を付けているが聞いていて(+ーが)分かる範囲。

今のデスクトップミュージック、例えば KORG Gadgetを使えば、厚みのある変化に富んだリズム隊を指先だけで簡単に編成出来てしまう。
 
そんな曲にすると『ハートカクテル』に、合わなくなるかも知れないが…

写真のデジタル化でフィルム写真はレアなものに
映画はフルCGの作品もあり、CGを全く使わない作品の方が珍しい
漫画制作のほとんどはデジタル化(
漫画家の約9割がデジタル制作
AIを活用した小説の芥川賞受賞
素人がAIを使い綺麗な絵や画像が簡単に作れる時代

あらゆるアートが電子機器の発達で様変わりした
 
音楽も例外ではなく、制作(computer)から消費者に届く(streaming)までを見ると、最もデジタル化されたアートなのかもしれない。

THE SEPTEMBER WIND

こちらは1982年にリリースされた松岡直也氏の音楽活動30周年を記念したベスト・アルバム『九月の風』。


ベスト盤なので曲ごとに奏者が異なり、誰が演奏しているのか調べてみると、曲ごとに奏者を載せているサイトが見つかった。

https://joshinweb.jp/dp/4943674257607.html

ジャケットのイラストは永井博氏。
大瀧詠一『A LONG VACATION』『NIAGARA SONG BOOK』など、当時の日本人が感じていたウエストコースト風な風景のイラストレーションを手がけた。


9月までには2ヶ月ちょっとあるが、まもなく2024年の半分が終わる。
 
世の中が変わらないまま(世界情勢が良くならないという意味で)あっという間に9月が来てしまう気がする。


MOH


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