かわさき(土竜)

昔コピーライターをやってたおっさん。今は趣味でラジオCMの公募を考えたりもする日々。広…

かわさき(土竜)

昔コピーライターをやってたおっさん。今は趣味でラジオCMの公募を考えたりもする日々。広告を離れたところから好き勝手に書いたり、エッセイぽいことを書いたりしてみます。

マガジン

  • つれづれなるままにすれ

    エッセイ的なやつだけ分けました。主に管理用

  • 広告・コピーの現場外から

    元コピーライターが現場を離れた気楽さで好き勝手に広告コピーやラジオCMについて色々語る感じです

  • 宣伝会議賞 脱力チャレンジ日記

    宣伝会議賞への挑戦過程を書いた日記です。挑戦してない日もあります。

最近の記事

我が家の小咄シリーズ「名探偵」

KADOKAWAがサイバー攻撃を受けて大変らしいという話をすると、妻は全く把握してなかったが、子どもたちは既にネットで見ていたらしく知っていた。 俺「ニコニコ動画も1ヶ月くらい見られないらしいよ」 妻「ふぅん(全然知らない)」 娘「あ、知ってる。ニコニコ動画のキャラクターが倒れてるようなイラストあったよね」 俺「へー、そういうのもでてるのか」 妻「あー!そのキャラだけは見た気がする!アレか〜、わかったわかった」 俺「いや断片的な情報しか得てないな。名探偵でも手がかりが少なす

    • 「申し訳ございません広告」を求めて

      世の中のものにはいろいろ流行の定型があるものだが、ネット広告でけっこう前から多く見かけるな~と思うのが「申し訳ございません広告」である。 何かといえばもうそのままだが「申し訳ございません」を入口にしている広告のことだ。と書くだけで多くの方は「あ~、あれか」と思われるのではないだろうか。 人間、急に思ってもない言葉を投げかけられると反射的に反応してしまうものである。急に怒られればビックリするし、呼び止められれば振り向く。とはいえ広告で急に怒るわけにもいかない…ということで「急

      • おっさんずジョブ ~新しい職を求めて その5~

        前回からまたまた時間が空きました。 ちょっとだけ書くことがあったので書いてます。 前回の続きとして、面接に行ってきた。その会社は以前企画職を募集していてそちらは通過しなかったのだが、企画営業職の募集も始まったのでそちらも一応送ってみたら書類通過したというわけだ。 ニッチな業界向けの商品を扱っていて、ホームページを見てもなかなかユニークだったし、取材などもしているようだったので経験を活かせるところもあるかな、という印象。営業として得意先を回りつつたまに企画職の人と一緒に取材

        • 父の日。父である実感はあるが、父の日を祝ってほしいという感覚はあまりない。もっと年を取ったらあるんだろうか?

        我が家の小咄シリーズ「名探偵」

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        • つれづれなるままにすれ
          271本
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          211本
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        記事

          百英雄伝×百時間 Switch版プレイレビュー

          世界中(日本含む)のJRPG好きからの支援を集めて制作された「百英雄伝」。幻想水滸伝の精神的続編として期待され、また古き良きドット絵と現代的なレベルのビジュアルを掛け合わせた画面が公開されるたびにますます楽しみになったものである。ちなみにキリよく百時間と書いたが、本当は92時間くらい。かなり寄り道をして寝落ちもしてこれなので、本来はもっと短く済むと思う。 そんな「百英雄伝」を先日クリアした。 個人的な採点としては以下。各項目100点満点としての点数。 ●システム 85

          有料
          500

          百英雄伝×百時間 Switch版プレイレビュー

          「コピー中二病」について考える。

          きっかけは、吉田冬扇さんのこんなツイートであった。 それに対して勝手にこんなツイートをした。 そうしたところ黒柴ハグさんからこんなレスがついた。 ということで書いてみることにしたわけです。 まあ誰がドクターやねんというのはおいといて。 そもそも広告界に「コピー中二病」という言葉が認識されているのか?といえばされてない。なぜかというと造語だから。 しかし、デザインでも小説でも「世に出ているものに影響されてフォームを崩す」というのは共通感覚としてあるのではないだろうか。自

          「コピー中二病」について考える。

          SHAKEN狂詩曲 ~車検予約にまつわる数日のドタバタ~

          車検が近づいていた。「また出費が…」とは思うものの通さないわけにはいかない。となると次はどれくらい安くできるもんなのか。 そこで使ったのが「楽天カー車検」である。まあ単純に普段のネットショッピングは楽天をよく使っているから、その流れで。 てことで早速近所の対象店を予約。妻と話してよく行くガソリンスタンドがいいんじゃないかということでそこにして、店から確認の電話もかかってきていた。んでもって当日。 「すいませ~ん、11時に車検見積もりの予約していました●●ですが」 「え~と、

          SHAKEN狂詩曲 ~車検予約にまつわる数日のドタバタ~

          「書きたいだけ書ける」ことの功罪。

          「小説を書こうとすると、どうしても長いものになってしまう」といった類の文章を見るたびに、昔から「何で?」と思っていた。「長く書かなければならないのがツライならわかるが、長くなってしまうのはそこまで書かなければいいだけじゃないか」という思いがあったからだ。 ちなみに自分は昔から長編小説に幾度となく挑戦したことがある。そして書き上げたことがない。途中で「あ~この先どうすりゃいいんだっけ、長いなあ」となって投げ出してしまうのである。そして「そうだ、書けないのはちゃんとしたプロット

          「書きたいだけ書ける」ことの功罪。

          悪ふざけと笑いと死の境界

          「悪ふざけで椅子を引かれて下半身まひ」という記事を見た。座ろうとした瞬間に椅子を引かれてコケる、というのはよくある悪ふざけだ。子供の頃何度も見たことがあるし、自分がやられたこともある。多分やったこともある。ただ、やられた時に「これはマジで怖い」と感じてからその後はやらなくなったような気がする。 下半身まひになった青年の手記。 高校バスケで国体を目指していたのが、この悪ふざけが元でその夢は断たれた。しかし今は車いすバスケで自分の名前を広める、という夢があるという。 何とタフ

          悪ふざけと笑いと死の境界

          おっさんずジョブ~新しい職を求めてその4~

          またまた日が空きました。 特に業界特化スキルのないおっさん転職のリアル。 世の中「ハイクラス転職なら●●」みたいなCMが死ぬほど流れているが、実際の「ハイクラス」の人、どれくらいの割合なんだろう?と思ってしまう。 取引先に連絡して、「えっ、●●さん辞められたんですか?」ということはまあまあある。意外とおっさんでも転職する人というのは多いのだ。ただそのほとんどが「同業他社への転職」である。 「環境」「待遇」「人間関係」といろいろ理由はあるだろうが、「職種」としてはそのままでも

          おっさんずジョブ~新しい職を求めてその4~

          なぜ「待望の復活→サービス終了」のパターンが起きるのか

          スマホ用ゲームの隆盛により、開発タイトルがすごく増えた。とはいえスマホゲーは基本的に「継続」をベースとしているため、既存のヒット作のシェアを奪っていく必要があるということでなかなかハードルが高い。近年ではウマ娘のヒットが記憶に新しいが、「原神」「パズドラ」「モンスト」「FGO」「NIKKE」などがひしめく中に殴り込んでいくという恐ろしさ。 まあ既存プレイヤーにもある程度飽きが出てくるのでそこを狙うのもあるだろう。ただ全くの新規タイトルだと何か売りが欲しい。最近は特に海外メー

          なぜ「待望の復活→サービス終了」のパターンが起きるのか

          Xwatching 「ラストウォーのウォー」

          Xではスマホゲームの広告(いわゆるプロモーションポスト)がよく出る。スマホで広告を見て、面白そうと思えばそのままタッチしてインストール、という親和性の高さが掲出の理由だろう。 例えば「今ならオーディンもらえる!」みたいなTVCMを見ても自分で検索しなければいけないことを考えるとその差は歴然である。 そんな中、最近特に掲出が増えてるなと思うのがタイトルに書いた「ラストウォー(厳密にはラストウォー:サバイバル)」。最初のころはよくある「ちょっと下手なプレイ画面が出てくる広告」

          Xwatching 「ラストウォーのウォー」

          信者ビジネスの強さと脆さ

          「信者と書いて儲けると読む」といったネットスラングを一時期よく見たが、最近のネット配信者の隆盛などを見るに、まさに信者ビジネス時代になってるなと思う。「推し活」なども広く見れば信者ビジネスだと思うが、アニメやマンガのキャラクターが好きでそのグッズを買うのと、配信者そのものに課金していくのとではちょっと違う印象がある。 言ってしまえば、好きなアーティストの音楽を購入したりグッズを買うのもいわば信者ビジネスである。信者と言うと響きが悪いが要はファンに支えられる文化だ。そういうの

          信者ビジネスの強さと脆さ

          創作と余裕と生み出す欲。

          「よくこんなに次々と考えられるなぁ」 と思うことがある。たとえばそれは川柳であったり、企画であったり、コピーであったり、ショートショートであったりする。通常は誰が何を応募しているかなんてさっぱりわからないのだが、SNSがそれを可視化した。 どのジャンルにも挑戦したことはある。しかし日常的に生み出すようにはとてもなれないイメージがある。 しかも、やっている人はヒマというわけでもない。考えるのが余暇ではなく仕事の合間だったりするわけだ。自分に置き換えると、疲れているときにそうい

          創作と余裕と生み出す欲。

          暑い日の翌日に肌寒い。なかなか安定しない気候。寒暖差とコンデンサー

          暑い日の翌日に肌寒い。なかなか安定しない気候。寒暖差とコンデンサー

          我が家の小咄シリーズ「すましがお」

          息子が幼稚園時代のエピソードが、過去ファイルから出てきた。うーん、今はもうこんなこと言ってくれないなぁ(当たり前) ↓ もうすぐひなまつりということで、息子が 幼稚園でひなまつりの歌を覚えてきたらしく 「すましがおってどんなかおなん」 と妻に質問。いざ説明しようとして、いまいち上手い言葉が見つからず困ったという。 「怒ってもないし、泣いてもないし、動かないというか…」 と微妙な説明をしたところ、息子が 「おとうさんみたいなかお?」 と言ったそうだ。息子に

          我が家の小咄シリーズ「すましがお」