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おっさんずジョブ~新しい職を求めてその4~

またまた日が空きました。
特に業界特化スキルのないおっさん転職のリアル。

世の中「ハイクラス転職なら●●」みたいなCMが死ぬほど流れているが、実際の「ハイクラス」の人、どれくらいの割合なんだろう?と思ってしまう。
取引先に連絡して、「えっ、●●さん辞められたんですか?」ということはまあまあある。意外とおっさんでも転職する人というのは多いのだ。ただそのほとんどが「同業他社への転職」である。
「環境」「待遇」「人間関係」といろいろ理由はあるだろうが、「職種」としてはそのままでもよかったということだろう。まあそもそもコネがある場合も多そうだが。同じ職種でも企業文化がかなり違うこともあるし。このへんはハイクラスという雰囲気はない。大企業勤めの経験もないし、「億単位のプロジェクトをまとめてます」みたいなこともない。友達は結構いい給料をもらっていたりもするが、職種的にそういう感じでもなく、「ハイクラス」のイメージがあいまいなまま生きているし、今後もあいまいだと思う。公募仲間の中には「実はハイクラス」な人もいるのかもだが。

ちなみに前回からの続きで言うと、まずWEB面接を受けることになった。「WEBか~、じゃあ上半身だけでもいいな」とか思ってたら面接マニュアルに「上半身だけスーツを着るようなことはやめましょう」と書いてあり見透かされた感。

実際に受けてみると、面接官はずいぶん若い人だった。これまでの職種とか、状況を聞かれて説明。「最近あった失敗」という質問にはちょうどいいやつがあったのでそのエピソードを話した。ちょうどいい、というのはそこまで致命的でもない上にちゃんとリカバリーできたという意味だ。これがシャレになんない(by鈴木紗理奈)失敗だったらさすがに黙っている。

で、3日ほどで結果が来て無事通過。というか、このWEB面接に関してはよっぽどハジいておかないとマズそうな人間以外通るのではないか?という感覚があった。一応聞くだけ聞きます、という雰囲気でなにかを判断しているような感じはあまり見受けられなかったからだ。しかし問題はすぐ次の面接が5日後、みたいな状況。そんなにポンポン有給を取れるなら苦労はない。なんとか調整してもらってその次の週、ということにしてもらった。
しかしまあ当然他にも希望者がいるだろうから、すぐ希望通りに返答できる方が印象はいいのかもしれない。とはいえ在職中の転職活動となるとそこまでは難しいというものだ。ハイクラス転職なら「すみませんね、その日はロスに出張中で…」みたいなことを言ってあえて価値を吊り上げたりするんだろうか。知らんけど。

そしてつぎはオフラインでの面接。会社にうかがって、おそらく支社の部長クラスと思われる人との面接になった。ぶっちゃけ、非常に普通。当たり前に現状を話し、転職を考えた経緯を話し、仕事上の失敗経験を聞かれたのでWEBのときと同じことを話した。おそらく、エピソードまで共有はされてないだろう、という予想をしたからだ。面接官の方は話しやすい雰囲気の人で、圧迫的な質問などは一切なかった。時折とるメモの内容がいいことなのか悪いことなのかわからなかったが、感想としては「この人がリーダーでやりにくいってことはなさそうだな」というもの。まあ、今のご時世なので向こうがいろいろ気をつけているだけかもしれなかったが。すぐネットに「こんな態度でひどかった!」みたいなのが流出するしね。

ただ、面接に関しては「厳しく指摘するカリスマっぽい人々」の画像をちらほら見ることがある。「ごめん、そのままだと落とすけどどうする?」というセリフの画像だけが独り歩きしている人もいる。あれもけっこう前のものなのかもしれないなあ。

しかし、面接の手ごたえとしては、相変わらずよくわからなかった。当たり前のことしか話せなかった気もするし、和やかに話せたからいいのかという気もする。そして1週間ほど経ってきた連絡は「お見送り」であった。しんいちじゃないほうの。理由としては「他選考者との比較」ということで、より良い人材がいたということだ。まあ業界的にはちょっと経験が薄い部分もあったし、そこで経験者やより条件のいい人がいたのであればまあ仕方ない。あくまで額面通りに受け取れば、だが。

というか、一層通常の仕事が忙しくなってきていて「辞めるとなったら絶対スムーズにいかないだろうな…」と心配していたところだったので微妙にほっとしている自分もいた。とはいえじゃあ転職を止めるのかといえば、そこまで楽観視できる環境でもない。まあまた良さそうなのがあれば応募して、落ちたら落ちたで現状の仕事を粛々と進めていくしかないな…と思ったところでもう1社面接にこいという連絡が入った。

どうなるものやら。

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