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SHAKEN狂詩曲 ~車検予約にまつわる数日のドタバタ~

車検が近づいていた。「また出費が…」とは思うものの通さないわけにはいかない。となると次はどれくらい安くできるもんなのか。
そこで使ったのが「楽天カー車検」である。まあ単純に普段のネットショッピングは楽天をよく使っているから、その流れで。

てことで早速近所の対象店を予約。妻と話してよく行くガソリンスタンドがいいんじゃないかということでそこにして、店から確認の電話もかかってきていた。んでもって当日。
「すいませ~ん、11時に車検見積もりの予約していました●●ですが」
「え~と、こちらへどうぞ」
しばらく待ってたら見積もりが出てきた。ネットで見た金額より結構高かったが、まああれはやはり最低限ということかな~と思いつつ、ついでにタイヤ取り付けが可能かどうかを確認。ネットで見た金額に合わせてやるよ、と言ってもらい、じゃあ一応検討ということで、タイヤを買う段取りをつけてから連絡します、と話して帰った。

そこから二日ほどして、楽天から「車検予約がキャンセルされました」というメールが届いて「は?」となる。確かにまだ正式に予約はしていないが、見積もりはもらっているし勝手にキャンセルされるようなものか?と調べてみると、大変な事実が発覚した。

「予約した店と別の店に行ってしまった!」
近所のエネオス、ということであそこだなと完全に思い込んでいたが、正直エネオスだらけなので間違えた。しかしなぜ「予約した●●です」と言った時に何も言われなかったのだ、とも思ったが、おそらく「車検の見積」というところしか聞こえてなかったんだろう。ということは元々予約した店に関しては無断でキャンセルしたことになる。なんとも後味が悪い。妻にそのことを話すと「えーっ!」と驚いた後で元々の店に連絡するべきではないか、という話になった。まあそりゃそうだが、何と言おう?「店間違えました」というしかないのだが、あまりにもマヌケ。
妻からは「なぜそういうことになったのか」と言われていろいろと最初に予約した●●ですがとか言ったのになとか店名についている地名が同じだったからとかいろいろ話したが、一つ大きな理由があった。
「やっぱり一番大きい原因はあれだな」
「なに?見落とし?」
「エネオスが多すぎる」
「…ちゃうやん!いやでも確かに多いけど」
実際、合併の影響もあり同じ地名がついたようなエネオスだらけなのである。まあ地図を確認していない自分が一番悪いのは間違いないのだが、あえてそこから目を背けてみた。とはいえ無断キャンセルしてしまった店には申し訳なく、さっそく電話して「店を間違ってしまったので改めて予約を入れます、すみません」と伝えた。しかし電話に出た人からはわざわざお電話ありがとうございますと言われたものの、これ現場に伝わるかな~?と思っていた。ホントかよと疑われかねない話だが、一応改めて予約。…したものの、店からの確認電話がなかったのでどうせキャンセル客だと思われてしまったかも…。まあ実際にやらかしているので仕方ない。
一応もう一つ近くの店があったのでそちらでも予約を入れておいたら、そちらからはすぐに電話がかかってきたので時間を決定し、店に向かった。
今回はさすがに妻とは事前に話をしていた。
「●●店だからあのあたりだろう」
「えっ、それ道路の反対側じゃない?」
「え?ああ、あっちか!危ない危ない」
そして当日店に向かうと、店員が誰も出てこない。なんか寂しい雰囲気だが、まあセルフだとこんなものか。と事務所に入る。
「あの、車検見積もりの予約をしてました●●ですが…」
「はっ?ああ…はい…」
(あれ?もしや?)
この時点で読者の方もお気づきであろう。
「ここってエネオス●●店で合ってます?」
「ああ、それもうちょっと向こうの店です。カー用品店の隣の」
「うわ、すみません!」
なんと二連続で店を間違えた。妻も「マジで!?」と笑いながら店に入るまではここだと思っていたのでまあ似たようなもんである。そこからまた車を少し走らせて今度こそ目的地にたどり着く。予約時間から数分遅れていたが非常に対応がよく、提案してもらった内容も納得だった。しかも最初に他の店でもらった見積もりよりだいぶ安い。てことでそこに決定。
紆余曲折あったが結果的にいい店に決まってよかったね、と妻と話したが、結論としてはやはり……

エネオス多すぎる。

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