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借金40万を抱えたまま24歳になった

数日過ぎてしまったが、24歳になった。一年が早い、とてつもなく早い。
何も成し遂げぬまま24歳を迎えてしまった…と、沈んだ気持ちになったが、1年間で何かを成し遂げる人は、それまでの長い準備があったからだろうと思うので、今はまだ、その準備期間なんだろうと思うことにしよう。

 今年はいつもより多くの人にオメデトを言ってもらえて嬉しかった。
誕生日を知っててくれて、たまたま気がついて、今日だねと声かけてもらえるだけですごく嬉しいです。あなたの脳味噌の中に私がいて嬉しい。


今回は、23歳から今日までで自分が変われたなと思うことと、24歳のうちに、これやりたいな、これならできるんじゃないかなぁと思うことを書いていく。


スピリチュアル依存で借金まみれ、23歳の誕生日

​1年前の9月は、自分と元恋人の誕生月ということもあり、復縁したい旨をスピリチュアル系のカウンセラーにがっつり相談していた頃だった。
当時は日記を書いていなかったし、Twitterのログもないので何を考え過ごしていたのかあまりわからないのだけど、カウンセラーの先生に相談した内容について記録を取っていたので、そのノートはまだ手元にある。
元恋人とのLINEのやりとりや、先生のアドバイス、自分の考えなどが結構細かく書かれていて、今では見るとぐったりするような内容。
なんていうか、ハートやピンクのペンで可愛らしく書いていたりするけど、内容としてはヘビーな感じがする。
こんなに想われていたら、正直逃げたくなるよな…。

スピリチュアルと言っても、降霊術とか、透視とかではなく、いわゆる引き寄せの法則をベースにした内容だったので、役に立つ知識ももちろん得られたのだけど、いかんせん高額なカウンセリングだった。
カウンセリング代1時間ウン万円に加えて、先生に会いに行くための交通費が7,000円。
スピ依存の詳しいことは別で書こうと思っているためここでは省くけど、カウンセリングは大体5回くらいは行ったかな。その他に、その先生の運営する、カウンセラーになるための勉強をするサロンに月額ウン万円で半年間入っていた。

当時の私は、「このカウンセリングは怪しいものではないし、私はこのカウンセリングを受けることで、復縁と人生の幸せを掴むことができる」と思い込んでいた。でも、手元のお金はどんどん減ってゆき、カードの分割払は貯まる一方。怖くなっても、途中でやめたらこの借金が無駄になる…先生にもサロンのメンバーにも嫌われたくない…と思い、やめるにやめられず、ずるずるとこれが2020年の2、3月まで続いた。2月ごろには別のスクール(これは文章に関するスクールですがスピの要素が強い)にもウン十万払ってしまったので、さらに借金は膨らんだ。


やっと自分の現実に向き合い始めた今年の春

この辺りで、(ん?なんかおかしくない?現実なんの変化もないし、むしろ辛いままだし、お金もただ流れていくだけなのだが???もしかして自分やばい???)という気持ちに向き合い始める。

私は実家暮らしで、家にちゃんとした自分の部屋がないのだけど、当時そのことに対する不満が溜まってきていて、そろそろ一人暮らしがしたいなと思うようになっていた。でも、私が両手に抱えているのは貯金どころか大量の借金。今すぐ引っ越すことはできない。
正直、スピリチュアル依存自体は、元恋人と別れてすぐの2017年末から始まっていて、カウンセリングにハマる前にはいわゆる「占いジプシー」だったので、それでつくった借金もある状態で、そこに、カウンセリングの借金も上乗せ!スクールの借金も上乗せ!だったため、私の経済状況は満身創痍だった。

流石にやばいと思いつつも、なんだかんだカウンセリングを受けていたときに、引っ越したい気持ちがある、と先生に話すと「ゆめさん、ご実家にエネルギー奪われていませんか?そのせいで、その不足した分をカウンセリングで補おうとしているのかも」と言われて、それだ!と目が覚めた。
たくさんある願いのうちの一つが、『一人暮らしがしたい』。その理由は自立したいから、自立したい理由は自分らしく生きたいから、自分とは何なのかもっと知りたいし、なりたい自分をつくっていきたいからだ。


これについても後で詳しく書きたいと思うけど、人は何か一つの根本的な問題によって、いくつもの問題や悩みが起きて、どれが一番解決すべき問題なのかわからなくなる時がある。
たとえば、仕事が辛くて過食してしまい、食材にばかりお金を使い借金がある。という状況の場合、一番の原因、解決すべき問題は仕事だけど、過食をやめようとか、借金を返済しようとそれだけに集中してしまって、一番重要な『仕事をどうにかする』を意識できないことがある。そうすると、過食や借金の根本的な原因である仕事に変化がないため、どれだけ頑張っても過食はやめられないし、返済もできない。いつまでも悩み続けることになる。
悪い男に引っかかりやすい女性は「いい人に巡り会えますように」と自分自身は変わろうとせず、やたらにパワースポットを巡ったりするが、そもそも「他人(パワスポ)だけにどうにかしてもらおうという無意識の気持ち」や「自尊心の低さ」「自身の無さ」などがクズ呼んでいる原因だったりする。根本的な問題や原因は、側から見れば明らかな場合があるのだけど、本人は意外と気づけない。


自分にとっての、本当の幸せに気づく


私もずっとそうだった。根本的な問題に目を向けられず、気がつけず、『復縁できない、苦しい、この気持ちを誰か和らげてほしい』とスピリチュアルに依存した。

私はずっと復縁したいと踠いていたが、その気持ちの裏には『本当は自分らしく生きていきたい。』という気持ちが隠れていた。
それが本当の願いだった。それに気がついた時、この願いは元恋人と一緒にいては叶えられないとすぐに分かった。
そもそも、この『本当は自分らしく生きてゆきたいけど、大好きな恋人に好かれるために、自分を演じ続けなくてはいけないな』という気持ちは元恋人と交際していたときにも、心の奥深くに眠っていた感情だったのだ。だから別れるということになった。私が本当の意味で幸せになるためには、別れるしかなかった。


つまり、復縁することは、私にとって幸せなことではないのだ。

私が今掴み取るべき本当の幸せは、自分らしく生きるということだ。
自分らしさを見つけて知ることで、自分らしい生活、自分らしい仕事、自分らしい恋をすることができる。

今の私のまま復縁したら、またきっと、恋人のことばかりで頭の中が埋め尽くされ、同じ結果を呼ぶだろう。

元恋人は誰よりも美しく、かっこよく、可愛らしく、素敵な人で、何者にも代えがたい愛そのものだったけれど、一緒にいては、私は自分を見つけることができず、自分らしく生きられず、きっと苦しい気持ちを何処かに抱えたままだっただろうと思う。

間違った願いを叶えようと躍起になっていたので現実が拗れてしまっていた。


今、私が1番目を向けている人間は、恋人でも親でも、友人でも他人でもなく、自分自身だ。

私はシンプルな落ち着いた空間が好きで、その中で絵を観たり、宝塚を観たり、絵を描いたり、日記や好きな歌の歌詞を書き写すのが好き。
くだらないコラムを読むのも好きだし、疲れた時はジャンクフードをお腹いっぱい食べるのが好き。
交際していたときは、こんなことにすら気がつけなかった。恋人の彼女である以外のアイデンティティがまるで分からなかった。

今の私は、自分を幸せにする方法をいくつも知っている。
あの頃は復縁することでしか自分は幸せになれないと思っていたけど、それは大きな間違いだった。むしろ逆だった。私の幸せは、私が一人だからこそ掴み取れる場所にあるんだ。
自分の中にいる本来の自分が、“復縁する“という間違った幸せの方へ行かせまいと、必死になってくれていたのに、私はそのことに抗い続けてしまっていたのだ。


人の手を借り、借金返済に本気になる


そんなわけで、今年の5月ごろに「よーし、絶対に一人暮らしをするぞ!」と意気込んだわけだが、その時点で…60万以上は借金があった。これでも返済した方である。
しかも、私の勤めている施設はコロナの影響を受けて2ヶ月以上休業、収入も減り返済どころの話ではなかった。

うわー!むり!!お金の管理むり!となっていたところ、大切な知人に声をかけてもらい、奨学金の手続きや、節約の極意などを叩き込んでもらって、完全に救い出してもらった。本当に自分が成人女性として情けなくて、体がミジンコばりに小さくなった気分だった。
こんなに助けてもらったことってなくて、一週間くらい頭の中がぼんやりとしていたほどだった。(何が起きたんだろう、っていう…)
後日冷静になり、私はこんなに人に優しくして頂ける価値のある人間なのか…?いや、今そうでなくても必ず今後必ず、いただいた優しさをお返しできる人間になろう。今できること全部やろうと思うようになった。

今持っているポリシーの一つとして、「恩は忘れてならぬ」がある。
めちゃくちゃ当たり前のことで恥ずかしいけど、これは絶対にそう。人の時間、気力、体力は有限であり、助けるという行為は、たとえ本人がノリノリでやっていたとしても莫大なエネルギーがかかっている。(と、助けを受ける側は認識しておく必要ある)
私を助けたその時間、そのお金、その体力、その気力で何か他に、その人にとってもっと有益なことができたかもしれないのに、私に手を差し伸べてくれたんだから…それは絶対に、「言葉で感謝すればOK♪」なんてもんではない。ちゃんとお礼したい。したいのですよ。いやいやじゃないよ、したい!させろ!お礼できる自分になりたい…なるんだ!絶対!という気持ち…
これはもう、礼をする相手云々ではなく、この気持ちが私の頑張るエネルギーになるから良いのだと思う。

25歳の自分のために、24歳の私がやるべきこと


で、今私ができることはいくつかあって、その一つに「借金返済して、経済的に安定する」がある。
これは、別にお礼がしたいからという訳でなく、単純に、今私が一番解決すべき問題は「お金」だからだ。私が経済的に安定し、幸せになり、私が満たされないと、誰かにお礼をしたり、誰かに手を差し伸べることはできない。

何事もまず自分から。自分が変わる、自分が成長する、自分が幸せになる。
そこからいろんなことが広がっていく。

そんな感じで、24歳の目標の一番は「借金返済と貯金」2番目に「引っ越しと転職」3番目に「好きな人たちにいろんな形でお礼していく」4番目に「さいこ〜の恋愛する〜」だなぁ。4番目までできたらすごいかも。相当頑張らないと無理そうだけど、25歳の誕生日をまたフリーで迎えるのもう無理、好きな子が隣にいる人生しか勝たん。

幸い、借金返済までにあと半年近くかかる計算なので、その間たくさんいろんなことを考えて、より自分らしく生きるためにできることを熟考したり、情報収集してやろうと思う。どうせ家に引きこもるか図書館行くぐらいしかできないし…
宝塚の見過ぎには注意しなくちゃ。

noteもできるだけ更新するぞ。

それでは。

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