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新入社員の悩み 資料作成どうすりゃいいの!?

Moggyのチームにも7月から新入社員の配属がありました。IT系コンサル業…ITの知識も必要なのですが、顧客が我々に求めているのは、外部立場からの先入観にとらわれない、「精度の高い立案」です。

お客様のやりたいことに併走して、

情報を集めたり、

分析したり、

仕組みの導入支援したりして 汗をかく…みたいな仕事です。

「考える」が仕事なんですね。わくわくしますね。GO!

私の担当している分野は業務コンサルタントと呼ばれています。

ここに大学で研究にいそしんだ若者がマナーやIT技術研修を経て、飛び込むわけです。

「先輩、資料作成ができるようになる為に必要ことは何でしょうか?」

聞けば、マネージャーと打ち合わせ後、お客様へ提出するディスカッションペーパー(打ち合わせ用のパワーポイント)を作るのに苦労している。

・時間がかかる 10Pくらいのものに5時間くらいかかった

・ダメ出しでた マネージャーが3回直しを入れた(誤字や”てにをは”ではなく構成そのものへのダメ出し)

われわれ社会人経験のある先輩は、実務に役立ちそうなことを共有します。そこで、Moggyの資料作成のモットーをお伝えすることにしました。
5つ(前提の0あり)のモットーです。

⓪相手の期待値を読む

お客様の事情で早い判断が必要な場合は、作りこまなくていいので早さを優先させる。

①目的とゴールを決める

絶対に手書き(デバイスでもフリーにメモする感じ)でラフ案を書きます。事実の報告や分析だけの資料を作成してはダメ。目的、ゴールを書きます。誰にどのような行動をとってもらうのかが明確なゴールを設定します。

②ストーリーをつくる

根拠と主張が揃っているストーリーでメッセージを作りこみます。関心があるなら事例、関心がないなら話題とその操作性など、納得感が必要です。

③見やすい情報を示す

内訳や推移、展開についてはグラフや図で表す。色づかいは濃淡と強弱をつけた3色以内。

④リアリティ

専門外の方がわかる表現にする。数字は比較対象があってこそ実感できる。テクニックとして大きな数字は割って表現する。
例1)睡眠時間は年間2920時間
例2)1日の3分の1は睡眠
例2の方がわかりやすい!

⑤空・雨・傘

「事実から解釈を導き出すのは人間である」例え、
空をみたら雲が広がっている<事実>
雨が降りそうだ<解釈>
傘を持っていこう<行動>
…フレームワークで考えてみようという基本です。

元は、非常に尊敬しています清水久三子さんというコンサルタントの方の本やインタビューとこれまでの社会人経験から様々なビジネスパーソンの方々とお仕事する中で心得るようになった内容です。

清水 久三子(しみず くみこ)
大手アパレル企業を経て、1998年にプライスウォーターハウスコンサルタント(現IBM)入社後、
企業変革戦略コンサルティングチームのリーダーとして、
多くの新規事業戦略立案・展開プロジェクトをリード。
大規模・長期間の変革を得意とし、高い評価を得た。
「人が変わらなければ変革は成し遂げられない」との思いから、
専門領域を徐々に人材育成分野に移し、
人事・人材育成の戦略策定・制度設計・導入支援などのプロジェクトをリード。
2005年に当時の社長から「強いプロフェッショナルを育ててほしい」と命を受け、
コンサルティングサービス&SI事業の人材開発部門リーダーとして
5000人のコンサルタント・SEを対象とした人材ビジョン策定、
育成プログラム企画・開発・展開を担い、ベストプラクティスとして多くのメディアにも取り上げられ、
プロを育てるプロとして知られている。
講師としては、大前研一ビジネス・ブレークスルー、ベネッセ著者大学、
世界最大動画教育プラットフォームUdemyなどで看板コースを多数持つ他、
大手銀行系の研修提供会社3社で講師をつとめ、高い集客と満足度を得ている。

そして、会社にいれば膨大な資料を見ることができます。
「とにかくたくさんの資料に目を通す」
似たフレームを見たことがあれば即座に判断できる!
時間がかかるのも、ダメ出しがあるのも、たくさん見たことあれば、すぐ作れるようにだんだんなるのよねと思いながら、
本人は必死なので、どんどん応援しつづけることとします。
1年経つ頃には、立派に提案し問題解決できるコンサルタントになっていくのです。

もちろん、別の道を歩む方もいます…。エンジニアの道もあるので。

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