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#03 バイトでいいから出版社や編プロで実戦経験を積め

しがないエロライターだった俺が、ベストセラーのゴーストライターに成り上がるも、やがて朽ち果てるまでの軌跡を振り返るとともに、それを戒めとしてライターとして大成するための極意について書く。

フリーになって20年、その前の編集プロダクション時代をあわせると、かれこれ30年以上「文章を書く」ことを生業にしている。
だが、正直ライターになったのは「たまたま」としか言いようがない。
そもそもライターという職業に憧れもなかったし、目指してもいなかった。

今でこそ読書は趣味のひとつだが、俺は本を読むのが嫌いだった。
国語の授業なんてただの退屈な時間。
読むのが嫌いなくらいだから、書くのはもっと嫌い。
読書感想文なんて、世の中から消えてしまえばいいのにと思っていた。
それでも宿題を出さないわけにはいかないから、半分以上はあとがきを丸写しして提出してたもんだ。

ども、多最上もがじです。
さて今回はベストセラー以前の話、文学青年でもなく、ライター志望でもなかった俺が、「たまたま」フリーライターになった経緯を振り返るところからはじめていこうと思う。

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