#07 勝手に文章が上手くなる「たったひとつの方法」とは?
しがないエロライターだった俺が、ベストセラーのゴーストライターに成り上がるも、やがて朽ち果てるまでの軌跡を振り返るとともに、それを戒めとしてライターとして大成するための極意について書く。
新卒で入った会社はH系の編プロだった。
それもドの付くやつ。
そこはエロ漫画雑誌の編集なんかもやっていて、入社したての頃は漫画家の仕事場に出来上がった原稿を受け取りに行く、いわゆる原稿取りの仕事もあった。
これは完全な余談になるが、今や旅番組には欠かせない蛭子能収さんとうちの社長はなぜかお友達で、その関係で歌舞伎町の雀荘に蛭子さんの原稿を貰い受けに行ったこともあった。
まさかその後、賭け麻雀で現行犯逮捕され、半年にわたって芸能界を干される事件現場になるなんて、知る由もない。
もう20年以上前の話だ。
ここから先は
3,522字
¥ 100
この記事が参加している募集
いただいたサポートは、充実した記事の執筆に欠かせないフィールドワーク資金に充てさせていただきます!