見出し画像

価値観リストを更新する

今日は昨日のコーチからの課題で、「価値観リストを更新」してみました。コーチングを受け始めてから約1年経過しましたが、改めて価値観リストを見てみると思いのほか自分の価値観が変わっていることがわかりました。

かつての価値観を眺めてみる

1年前の私は、コーチングを受けることで変わりたい、とだけ漠然と思っていました。相手まかせです。そして、自分がなりたいものも、やりたいことも書き出してはいるものの、こちらも漠然としていました。

どんな人生を送りたいか、という質問にも、そしてそのために今何をしているかという問いにも、明確な答えがない。つまり行動を起こせていなかった。目標が漠然としているからそうなるのも当然ですね。

それでも、コーチングを受けたことによる変化はすごかったです。大きな効果がありました。これは、自分自身で自問自答していてもできないことだという実感があります。やはりプロに任せてよかったです。

コーチングを受けて変わったこと

第一段階 なぜそう思うのか、が分かるようになった

なぜ、そんな反応をするのか。なぜ嫌なのか、なぜあの人が嫌いなのか。わからなかった。ただ腹立つし、嫌いだったし、恨んでいた。なぜ私は悲しいと思うのか。なぜ腹が立つのか、を掘り下げていったとき、自分の認知のゆがみを感じることができた。本来、自分が望んでいない方向に行動していたから、こんな結果が生まれているとわかりました。

第二段階 では、どうしたいのか、自分に聞いてみた

じゃぁ、本当はどうしたい?
待ってるから、言いたくなったら言ってみて。

じゃぁ、本当はどこに行きたい?
行きたいところに行ってもいいよ。

じゃぁ、本当はどう伝えたい?
下手でもいいから、頑張って伝えてみよう。

自分と対話する。自己対話は最初かなり難しかったです。
ひとりで石垣島に旅行して、自分のやりたいように行き先を決めずに行動して、自分が行きたいところに行き、食べたいものを食べ、休みたいように休みました。外野から何を言われても無視。自分がやりたいように決定して行動しました。

仕事も、やりたくない方法でやることをやめてみました。納得がいかないことはきちんと伝えるようにしました。相手の要望がわかっていても、下手な返しであったとしても、自分の要望はきちんと伝えて行くようにしました。小さく何度もトライして、なんども失敗して、本来自分のやるべき方向性を確認していきました。

第三段階 下手でも、投げてみる

きちんと伝えることを放棄してきた私は、本当に言いたいことを伝えるのがとても下手くそです。伝えたことがない。だから、下手くそ。
まだまだ、強いボールを投げてしまいます。キレ方がわからない人がいきなりキレたみたいな。やわらかいボールの投げ方やバリエーションが少なすぎます。それでも反復しなければ、やわらかいボールは投げられない。描き続けなければなめらかな線を引くことはできない。

だから投げつづけます。失敗の屍が増えようと、関係ないのです。
反復練習の犠牲は、成功へ近づいた証拠です。

言いたことをきちんと伝える。好かれるために省いていた言葉を、きちんと書き連ねて、きちんと発音して、嫌われてもOKとしてみる。

意外と、思っているほど嫌われません。軋轢は生まれてもフォローもできます。前は、軋轢とフォローがいやだった。だから省いていた。言わなければ嫌われることもフォローする必要もない。「私が我慢さえすれば良いこと」だと思っていた。それをやめました。

第四段階 起こった結果を静かに眺めて考える

下手に投げたボールや投げたタイミングやそれによって起こった事象を、改めて考えてみる。丁寧に、思い出して考えてみる。

下手に投げる前にもう一度考えてみる。このボールは本当に投げていいボールか、投げるべきか。何のために?投げるか投げないか決断する。そして投げる。または投げない。何のために?自分のために。

他人のために生きない。

大切なのは、他人のために生きないということです。
でも、それは他人を犠牲にすることではなく、「まず真っ先に自分を大切にする、そして、自分を大切に扱うことで、自分以外の人を大切に扱うとはどういうことなのかを学んでいく」ということです。

まだ私は他者を思いやる余裕が少ないです。それでも、以前よりは他者を思いやる気持ちが芽生えてきました。まずは、自分を優先して、そしてそれから他者を眺めて、余裕があれば手を差し伸べたり、その人に感謝を伝えてみる。そういうことを実践していきたいです。

あえての感謝を述べてみた。

年末にひとつの実験をしてみました。
いつも私の髪の毛を切ってくれる美容師さんがいます。
その人はフリーの美容師さんで、どこかのお店に属しているわけでもなく、予約も個別に取得して髪の毛をずっと何年も切ってもらっているので、私のことも知り尽くしています。だから、あえて伝えなくてもいいはずですが、あえて言ってみました。

「いつも最高に綺麗にカットしていただいて、ドライヤーで乾かしたままでも、セットしてもきちんと綺麗に決まるので、すごく気に入っています」

すると、その人の顔がパっと明るくなり、嬉しそうな笑顔が見られました。
褒めてもらって嬉しくない人なんていないんだな、と思いました。
わかっていても。分かり切っていても、伝えた方がいいと確信しました。

今年は、人に感謝を述べてみようと思う。

2023年は、分かり切っていても人に感謝を述べる年にしたいです。
いつ死ぬかわからないから。
褒められて嫌な人はいないから。
何考えてるか、相手に伝わるから。
悪い効果は産まないから。
そして、相手の笑顔が見られるから。

継続して自分の機嫌は自分で取り、自分の声をきちんと聞く。は実践していきます。その上で、時々他者の機嫌を取ってみます。がんばろう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?