モフヲ
鬱あるあるを短歌にしてみました(実体験に基づく)
切なさや やるせなさが しゃぼん玉になれ 悲しみや 苛立ちが しゃぼん玉になれ 天高くまで昇…
ぼくには その傷は治せないよ ごめんね お医者さんでもなんでもないから だけどね きみに 美…
普通であろうとすればするほど ここは水槽の中 美しく見える世界は 硝子の向こう側にあるよう…
代わりがきくなら 代わってほしい 本物より本物らしく生きられるのなら きっとあの子もそう…
体の中から 湧き 沁み出てくる それが何かわからず もどかしさに耐える 陽の傾き 終わる季節…
何がそんなに悲しいの? ぼくときたら 見るもの聞くもの愉快でたまらず 口を開けば歌に変わ…
わたしはいつも揺らいでいる なんのカタチにもなれない 真っ直ぐに進んでいるつもりで 大き…
泣き暮れて 鏡に映る腫れ瞼 そういえば似てる今日の夕日に
君の中の悲しみが甚だ 流れ込んでくるからさ どうにもいたたまれなくなって 飛び出してしまっ…
花弁を 一枚また一枚と毟り取る 花は儚くもはらはら落ちる いかにも身勝手な見立て すべて…
歯が痛むような秋の寂しさ 前触れもなくしくしくする 古い木造の廊下をひたひたと裸足で歩く…
要らない情報が多すぎる その口に鉛を注いで固めていいですか 私はステルススーツに身を包み…
どうやら相手は 沈黙に窒息しそうらしい わたしにはまだまだ深く潜れる余力があるのに 肺は…
満を持しての爆発 硬派な彼らが 熱量が故に 普段とは似ても似つかぬ その己を曝け出す 一…
終点ですと 誰かの声が聞こえた 目を開けると そこはもう 終着駅で なんと見事だろう 満…
花の名前と魚の名前が覚えられない私は 何度も繰り返し貴方に尋ねる 何度も嫌がらず貴方は答…