日本と海外の保護事情

お久しぶりのnote。楽しみにお待ちいただいている奇特な方がいらしたら、大変お待たせいたしました。

先日、普段はヨーロッパにお住まいだというお客様がいらした。あちらはやはり動物愛護の先進国。少しお話をうかがってみると、ペットショップでの生体販売はしておらず、野良猫や野良犬は殆ど見ない。犬猫をお迎えするときはインターネットでシェルターの里親募集している子が見られるので、それを見て気になる子を探すとのことだった。

やはり海外の方がITリテラシーや動物愛護に強いんだなと感じる。上記のことは私も元々知っている情報ではあったが、もう少しだけ聞いてみた。

シェルターの運営

保護動物をお迎えすることが主流になっている海外にはシェルターが多いと聞く。では、その運営者は・・・?動物愛護先進国なら行政が??と思い、聞いてみたところ、民間の団体が運営しているとのことだった。そこは日本と同じなのか・・・
そこまでしか聞かなかったが、海外は日本とお金の扱いが違うし、インターネットも上手に使えるのなら、もしかしたら上手く運営できているのかもしれない。

そう、日本では保護活動をしている方の平均年齢が高いせいか、写真が上手く撮れていないとか、保護団体のホームページが無かったり、譲渡会の情報が出て来なかったりとインターネットに弱いと感じることが多い。実際、当店にいらしたお客さんも、近くで譲渡会をやっていることを知っている方は少なかった。
ホームページを作り、現在里親募集中の子の可愛い写真と、譲渡会の情報を載せる。保護活動をしていると、捕獲や保護している子のお世話、通院などでやっている暇はないかもしれない。インターネットが苦手な方も多いと思う。それでも、認知してもらう為には、これだけはあると良いと思う。スマホで全てできるし、自分でできれば、全て無料でできることだ。
ちなみに私も自分で調べながら諸々やっている。やり方を調べて、書いてあることを一つ一つそのままやればいい。

海外の猫カフェ

そういえば、その海外在住のお客様は猫カフェにもよく行かれるそうだ。海外でも現在は保護猫カフェが殆どだとのこと。元々猫カフェの発祥は台湾と言われている。それが20年ほど前、日本に入ってきて、日本で「保護猫カフェ」ができ、それが海外に広まっていったようだ。
そのお客様に「なんで子供ダメなんですか?」と聞かれた。当店は小学生からご利用可なのだが、国内の保護猫カフェでは年齢制限のあるお店も多いだろう。海外では小さなお子さんもOKなのだろうか。
少なくとも当店は「子供のための触れ合い施設」ではなく「猫の為の施設」である。どんな動きをするかわからないとか、つい大声を出てしまったり、猫と遊ぶのではなく、猫のおもちゃで遊んでしまったりする可能性が高い為・・・勿論、静かに猫を可愛がれるお子さんもいるが、全てがそんなお子さんばかりではない為、入店をご遠慮いただいている。

それから・・・「こちらの売り上げは保護団体に寄付されてるんですか?」とも聞かれたが・・・貰う側で申し訳ない限りである・・・海外ではそんな動きがあるのだろうか・・・

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