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【転職エントリ】株式会社LayerXに入社しました

こんにちは!はじめまして、千葉といいます。

エンタメ業界で8年ほど働き、本日付けで株式会社LayerXに入社したデザイナーです。地球最後の日に食べたいものは、蟹🦀です。

転職のタイミングってガラッと環境が変わって、色々なことに気づきますよね。自分の価値観や、これからやっていきたいこと、前職との違いなどなど...

過去2回ほど転職経験があるのですが、中でもLayerXは転職フローに入る前に抱いていたイメージと、実際に中に入って見える姿の違いが大きいなと感じ、お伝えできればなーと思い筆を取りました。

LayerXへの転職を検討している方、検討まではしてないけどちょっと気になっている方々に届けばいいな、という気持ちです!

このnoteで伝えたいこと

シンプルに、「実際のLayerXってこんな感じ」です。

転職先を聞かれて「LayerXってとこなんですよー」と言うと、LayerXをご存知の方には「ブロックチェーンの会社でしょ?」とか「すごいところ入ったね」と言われることが多いです。

前者は一部正しいし、後者はその通りなんですが(尊敬できるメンバーがいっぱいいます!)、LayerXを気になっている人が「ひょえ〜。じゃあ自分は違うなあ...となってしまうと、めちゃ勿体ないなと感じていて。

というかまさに私自身が、転職するまで「LayerXは...すごすぎるし、自分は違いそうだな...」と尻込みしていたんです。私は運良くきっかけがあり入社の運びとなったのですが、そんな「きっかけ」は一つでも多い方がいいなと思ってこれを書いてます。

サクッと前提

経歴:株式会社コロプラ → 受託開発会社 → 株式会社Craft Egg(CyberAgentグループ)
職歴:エンジニア2年(PHP、C#) → デザイナー6年(グラフィック、UIUX)
その他:最近ハムスターを飼い始めた

LayerXのことは、仮想通貨の興隆(2017年) → ブロックチェーンの認知度アップのタイミングで知りました。スタートアップが持つ熱量が好きで、記事で色々読んでいました。代表の福島さんのことはnoteで知って、その後Twitterでフォローしたくらいの距離感でした。

転職活動スケジュール

LayerXには、SaaS事業のマーケティングデザイン(広告まわり)、会社全体のコーポレートデザイン担当として入社しました。

具体的な転職活動のアクションを始めたのは、2021年2月ごろの役員Clubhouseを聴いて、石黒さんにDMを送ったことがきっかけです。

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当時 LayerXのオープンポジションの中にデザイナーはなく、応募というよりは「今後も含めてお話を聞いてみたい」というテンションでした。直近の転職は考えていない状態からのスタートで、そこから複数回の面接とトライアル入社を経て、LayerXに対する解像度が上がって... という感じです。

ベンチャーというと、有給消化もそこそこに即日転職!のイメージがありましたし、過去の転職では私もそうしていたのですが、今回は7/1〜8/15まで前職の有給を取得させてもらい(前職の上司にも大感謝)、業務委託で少しずつ関わるというジョインの仕方をとりました。

社会人になってがっつり休む、ということがほとんどなかったので(笑)そのあたりもかなり柔軟に対応していただいて驚きました。採用担当の石黒さんが、希望を伝えやすい雰囲気を作ってくれていたというのが大きいです。
オヤスミ大好き!

株式会社LayerX、新入りから見て実際どうなの?

お待たせしました、本題です。
採用で役員がClubhouseを使い倒していたり、DMでめちゃくちゃフランクに転職活動が始まったりと結構変わってますよね(笑)そんなLayerXの実態を、新入り目線からご紹介します。

(1) ものすごく自律型組織
外から開発スピードを見るに、それぞれのメンバーが意思決定しているだろうなとは思ってたのですが、想像以上に自律型組織でした。

「これやります、理由はこうです」→ 「はいどうぞ」という感じです。
もっと粒度が細かい業務であれば、「これやりました」→「ゾス(ありがとうございます)」で終わりです。報告をしないレベルのものもあります。

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「お客さまのためになるならなんでもいいよ。そのためのやり方は各自考えて実行」が当たり前で、最小ユニットごとに動いてる感じでしょうか。

前職では、20名規模〜最後には90名規模のチームに所属していたので、合意形成のために確認する先が比較的多く、事前に各人が持っている情報量を揃える必要がありました。ですので戸惑うこともあり、私はまだLayerX流に慣れてないな〜とも思います。

同様に、CEO福島さんやCTO松本さんが「これをやってください」と言っているのもあまり見ないです。かといって接触頻度が低いわけでもなく、「これをやります」「これ一緒にやりませんか?」というのはあります。

とはいえ具体的な数値目標や、会社組織全体の向かうところなどは週に一度、CEOである福島さんから直接全体に共有されます。また、チームごとの情報共有も盛んに行われています。ここのバランスがめちゃくちゃすごくて、伝えるべきは伝える、任せるべきは任せる、が経営層⇄現場間でも、チーム⇄チーム間でも意識されてるなーと感じます。

透明性も高く、雇用形態に関わらず、会社の重要情報が共有されています。ここは「え?そんなの言っちゃっていいの?」と思うほど。何一つここでは書けませんが(笑)驚くくらい詳細な情報まで知り得ます。

逆に複数事業それぞれが並行して進むことにより、情報が多すぎて適切にアクセスしづらい(リテラシーの高い人以外は割と苦労する)という面もあるので、このあたりは徐々に手を入れていきたいです。事業にまたがる横断チームが十分なサポートをしてくれるのですが、それでも私は何度かお世話になってしまいました(これやらかしちゃったんですけど助けてください的な...)。

また、自立型組織を保てるほど主体的でスピード感があるメンバーばかりです。アウトプットのレベルも高く、これはすごいことだなと日々実感しています。LayerXの行動規範から引用すると、「Be Animal」な人たちで、「Trustful Team」だなって思います。

(2) ブロックチェーンの会社ではない
実は、LayerXはブロックチェーン(だけ)の会社ではないです。
細かくいうと、LayerXには3つの事業部があって、そのうちの1つ、LayerX Labsでは引き続きブロックチェーンによる社会実装や、技術開発を行っています。

ですが今、最も大きな開発規模の事業は、請求書受け取りのSaaSであるLayerX インボイス、およびLayerX インボイスから派生した、ワークフロー効率化SaaSであるLayerX ワークフローになっています。そしてここにはブロックチェーンの技術は使っていません。

ブロックチェーン開発の技術をSaaSにも使ってるんでしょ? というのは私もめちゃくちゃ思ってました。

ブロックチェーンを使うべきであれば使う、でもそうじゃなかったから使ってない。ブロックチェーンにはこだわってない会社です。これは採用活動なども同じで、成果にこだわる、ツールにこだわらないというのは文化としてあるなーと感じてます。

(3) アップデートが必要なところもある
メンバーや経営陣に名だたる将たちがいることから、組織としても完成されてるんじゃないの?と思われがちですが、そんなことはないです。

自社 もSaaSを提供していることから、さまざまなSaaSやシステムを取り入れ、業務の効率化という視点ではすごく意識されています。ですが、「ここはベンチャーらしく、発展途上だな」と思うところもまだまだあります。

例えば、先日打ち出したD&Iポリシーの中でも触れていますが、女性の割合などは極端に低いです。

LayerXの2021年6月30日時点の
エンジニア比率...55.2%
女性比率...5.26%

ただ、女性だけでなく、多様性があるとは言えない、変えていかなければならないというのは、経営陣だけでなく会社全体として意識されているなと思います。個人的には「女性だからXXX」といった、悲しく感じるようなコミュニケーションを受けたことは今の所ありません。

メンバーの中にはジェンダーコミュニケーションに関して感度が高い人もいて、slackで問題提起してくれている様子を見たときに嬉しくなりましたし、私自信も気をつけなければと思えるような環境です。

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女性向けの福利厚生も、正直サイバーエージェントなどと比べると充実しているとは言えません。企業規模が大きく異なることは自覚しつつ、ここは私も感度が高い分野であり、女性向けのみならずLayerXとして最適な形にどんどん変えていくつもりです。また、そうした活動を否定されることは全くないです。

LayerXが気になってる人に伝えたいこと

スーパーサイヤ人じゃなくてもやれることはあるし、
ものすごくおもしろいタイミングです。

私は株式会社Gunosyからの転籍でもなく、リファラル採用でもなく。書籍を書いてたり、SNSのフォロワーがいっぱいいたり、業界ですぐ名前が上がる...といったパワー系人材でもないです。

そんな私でも実際に入社してみて、LayerXでできることはたくさんあるなと感じます。また、割合で言うと上記の人材が多いなと感じる弊社ですが、そうでないメンバーも多数活躍しています。

むしろやりたいことだらけで時間が足りない!とまで思います。自分の成長が会社の成長にモロにつながるなと思い、程よく焦っていますし、スーパーサイヤ人ではありませんが、同じくらい活躍できるよう張り切っています!

旧来のメンバーが頑張ってくれたことで、水面下で開発が行われていたプロダクトの提供や、共同研究の発表が相次ぐようになってきました。サービスも、組織も、ここからさらに大きくなっていくタイミングです。

開発の現場では、追加したい機能は無限にありますし、採用や広報コミュニケーションでも、組織面でも、今よりアップデートができるところだらけです。

私たちが気づいていないだけで、それこそ私自身の例のように、オープンでなくても「実はバリューが出せるかも!」というポジションがあるかもしれないです。もしLayerXが気になっていたら、本当に軽いきもちでアクションをしてみて欲しいです。

私にDMいただいてももちろんOKですし、採用担当の石黒さんに直接ご連絡いただいても構いません。今だとMeetyさんとのコラボレーションでカジュアル面談を実施しているので、ぜひ!


転職活動はマッチングなので、合う合わないはあるんですが、それは「応募してみないとわからない」と個人的には思います。

私自身何度か転職活動をして、過去には落ちたことで悲嘆に暮れたこともあるのですが(笑)繰り返していくと慣れます。最初のうちは辛くても、実際そんなもんだなーって思えてきます。

ミッション、行動規範、組織、サービス、いずれかに少しでも興味があれば応募してみる。知っていく中でガッチリ合えばラッキー! 合わなければ、「いずれ出会うベストな会社への道行きである!」くらいの気持ちになれたので、みなさんどうか気軽に転職活動をしてみてください(もちろんご自身の心身と相談の上で!しんどいときは無理は禁物)。

誰かのその道の先に、LayerXがあればいいな〜

おわりに

今回転職を決めるにあたって大きな影響となったのが、前職である株式会社Craft Eggでの経験でした。

Craft Eggでは一人目の社員デザイナーとしてジョインして、当時経験が浅いにもかかわらず、UIデザイナーという枠にとどまらない沢山の経験を積ませてもらいました。本当にいっぱい失敗したし、ご迷惑もかけたのですが、それでも信じて任せてもらえたことで今の自分があります。

Craft Eggでの大きな成長があったから、大きな挑戦をしてもう一度頑張ってみたい、と思えてるんだな〜って改めて感じています。本当に楽しかったです、ありがとうございました。

頑張っておいで!って送り出してもらった最終出社日。あまりの寂しさに、いただいたアルバムを見ながら公園で泣いたのを思い出します(笑)Craft EggCyberAgentグループは本当にいい会社なので、ミッションやサービスが気になっている方、ご紹介するので教えてください!

特に業界とか決めてないんだけどな〜という方は改めて、LayerXもご検討くださいませ〜。

思わず熱が入って長くなっちゃいましたが、ここまでお読みいただき本当にありがとうございました。

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