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これですべてが良くなる!健康の誇張表現

健康というテーマは正解がありません、なので事実を少し湾曲したり、誇張したりする。
その方が多くの人の目に留まるし、「なにそれ!?」って、みんな興味関心を持ってくれるからだ。

凄い=知名度が高いには必ずしもならない。
昔糖質制限が流行った時があった、(今も流行っている?)
まるで糖質が最悪でそれすらを制限すれば必ずダイエットする!みたいな魔法のような手法だ、流行らせたのはおそらくライザップだったと思う。
でも、結論言うと「痩せる人もいる」という事と、糖質制限は健康的なのか?というとかなりの疑問になる。
どんな事柄もメリットとデメリットがある、両方の意見を聞いたうえでジャッジしていくのが良いと思う。
今日は世の中の誇張表現を少し否定していこうと思う

骨盤のゆがみ

僕のお客様でも整骨院や、整体の先生に歪んでいると言われた。
というお客様は後を絶たない。
勿論言わんとしている事はわかるんだけど、実際は骨盤は歪まない。
それが答え。
骨盤が後ろに“傾いている”のを骨盤後傾という、前に“傾いている”のを骨盤前傾という、つまり骨盤はどちらかに傾いているもので、それをおそらく歪みという、あたかも「悪い!」という危機感を煽ると「やばい、歪んじゃっているんだ!?直して!!」となるわけで、実際は歪んでいないし、骨盤が真っすぐとかはない、というか、どこと比べて真っすぐか?地面と平行ならド後傾と呼べる。


部分痩せ

太ももを痩せたい、二の腕だけ細くしたい!
ここだけ!とかこの部位を!とか、ピンポイントで細くしたり痩せさせることは出来ない。
もし、可能だとすれば、交通事故等の大きなけがに合って、長い期間動かさずに停止していた。それなら筋肉は落ちていくので遅くなることは可能。
他にやる方法は神経麻痺系の、、、、とかそういう話になってくる。
しかし、かりにそれをやったとしても、当然ながら、そこだけではなく、他の部位も調べればわかるが必ず細くなっている。
例えば右の親指だけ細くすることが本当に可能だと思うのか?
左の手首だけを細くすることが可能だと思うのか?
太ももだけ細くしたいとか、胴回りだけ細くしたいとか全く同じことを言っている。

それと、まず細くしたいというのはビジュアルの話なのか?実数時としてその部位の周囲のcmを変えたいのか?
ビジュアルで二の腕だけ細くしたいってなった時に引き締める事によって細く見せる事は可能だと思う。でも、それは物理的に細くはなっていないと思うし、痩せては全然いないと思う。
“この部分だけ”なんていうのはあったとしても、相当医学的な話になるか、異常なまでの競技性とかになると思う。どっちにしても一般の人向けではないが部分痩せって言うのは多くの人が一般むけの発信だったりする。

歩行は変わらない

よく歩き方を変えましょう!とか、呼吸の仕方を変えましょうという。
人って一日歩いているのでしょうか?呼吸しているのでしょうか?
歩数は年代にもよるけど平均7~8000歩、歩くといわれている。
7000回繰り返す作業を意識できると思いますか?無理です、赤信号でちょっと小走りした瞬間にもう忘れています。
呼吸は一日に2万回とか言われます。
2万回も意識できますか?この文章を読んでいる時点でもう忘れています。
歩行、呼吸、咀嚼、この三つは人間のDNAにそもそも生きる能力として組み込まれていると言われています。
だから歩き方の練習というのはほとんど意味がないです。
呼吸の練習しましょう、とか。物を噛む練習しましょう!だったら違和感があると思います。

まとめ

最後の文章の見出しに“歩行は変わらない”これも誇張表現ですね。
いや、実際は変わります。
変え方は人によると思いますが、その際に歩き方そのものの練習ではなく、歩き方を修正するためにストレッチだったりトレーニングだったりして、改善をしていきます。
そして冒頭にも書きましたが、どんな事にもメリットとデメリットが存在するように、考え方や思考を否定する人と肯定する人がいます。
それは正解がない事なので仕方ないです。
なので、メリットはとデメリットはの意見を聞いたうえで自分に会う方を選んでいく事が大事なんだと思います。
トレーニングする際にも必ず、このトレーニングのメリットはこんな事、デメリットはこんな事。というのを分かっているといいですね。


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