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人体の構造の原理原則 肩編

最近人の身体の動きというのを伝える機会が多いのでまとめてみた

上記はツイッターの内容。

まずまとめると

・肩をすくめる(挙上)状態で肩の屈曲(前から腕を上げる)と外転(真横から手を上げる)この二つは出来ません
・肩甲骨を外転(肩甲骨と肩甲骨の距離を離す)すると肩の屈曲はやりやすいが、肩の外転はやりずらい
・肩甲骨を内転する(肩甲骨を寄せる)と肩の外転はやりやすいが、肩の屈曲はやりずらい
・肩を内旋する(腕を内側にねじる)状態で肩の屈曲と外転は同じくやりずらい

上記の事実は是非これを読んでいる人自身の試してほしい。
うわっ、本当だ、、、、って思えると思う。

つまりやりづらいという事逆の事をやってあげればやりやすくなるはずだ。
一番上の事例では、肩を下におろす(下制)と屈曲も外転もやりやすいという事。
こうなるとみる視点は3つある

①肩を上げる筋肉が固まっていないか?
②肩の降ろし方はそもそもわかっているのか?
③肩を下す筋肉の活性化は出来ているか?

上記はすべての事例で言える。
なので動きを良くしようと思ったら上記の3つはもっと良くできないのか?さらには3つをよくする下半身の状態はどんな状態か?
骨盤は前傾なのか?後傾なのか?

これが人の構造の原理原則っていう奴ですね。

僕の知り合いのトレーナーがボクシングジムに上記のような話をしに行ったことがあった。
彼は特別ボクシングが強かった実績があったわけじゃないが、自分がボクシングが好きなのと、どうやったら改善できるのか?というトレーナー視点は沢山持っていた。
しかし、上記のような原理原則の指導を踏まえながら、こうした方が良いんじゃないか?みたいな話をしたところ

「原理原則とかは知らねーけど、ボクシングはこういうもんなんだよ!!」

と言われてしまったそうだ。

こういった話はボクシングに限らず色々な業界で起きている事実だと思う。
競技性と考えた時に原理原則を凌駕する事がないとは言い切れない。
だけど、何が正解か?何が一番強くなれるか?これを決めるのはトレーナー側ではなくやっている選手そのもの。
これを正解は自分にある!と、指導者が思い、さらにはその選手がトレーナーの意見を鵜呑みにした時点でその子の実力は停止する。

だから自分で考えるというヒントを与え続けるのがトレーナーの仕事であって、これが正解だから!と宣言するのがトレーナーの仕事ではない。
合う合わないも含めてどうやったら一番よくなるのか?
身体のコンサルタントがトレーナーの仕事

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