【読書感想文】スーパーモデルの食卓 エリカ・アンギャル

エリカ・アンギャル さん。日本でも有名だ。
そんな彼女が書いた食に関する本。

日本人の「体型」「ダイエット」に関する考え方、
それに対するエリカさんの考え方、
スーパーモデルと言われる人たちに(たぶん)伝えている
正しい食事の方法がギュッと凝縮された一冊。

ここで、私の過去の話を少し紹介する。
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私も体型にはコンプレックスを抱いている。
子どもの頃はよく言えば”ぽっちゃり”さん、
でも子ども社会は残酷で、それが軽い”いじめ”となっていた。
「こんな体型になるのは、親が出す食事の量が多いからだ」
「自分の方が、親よりも”良い”食事を選べるはず」
と親不孝な考え方を当時していた。
(”この頃考えていた“良い”の定義を、当時の自分に聞きたい)

だから、社会人になって一人暮らしを始めた時は、
「ようやく親の食事から解放されて、
自分の好きなように食べるものを考えられる!」と考えたりもした。

一人暮らしをして食べるものを自分で考えるようになった。
今と比べるとだいぶ不健康気味だったと思う。
炭水化物を抜いて野菜中心に、夜はなるべく量を摂らない、
それの反動でたまに食べ過ぎてしまって悲しくなる。
そんな負のスパイラルが続いていた。
実家に帰った時も、食べては太るからという理由で全然食べなくて、
親から心配されていた。
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こういう方法で、私のように「痩せたい」と考えている人って
意外と多いと思う。
そんな方にはぜひ読んでいただきたい。

エリカさんの言うには、
日本人の「痩せたい」願望の叶え方はかなり体にとって負担をかけている。
あと、「個」が重視される世の中で、これからは自分のありのままを
いかに受け止められるかが大切になってくるし、
それが健康的だとも書かれていた。

自分の”今”を受け止めたうえで、
「でもやっぱりもっと痩せたい」「健康体になりたい」という時は
正しい食事ができているかを見直し、改善していく必要がある。
正しい食事も実にシンプルな方法だと伝えている。

結局、綺麗になるって、健康になることと直結すると感じた。
表面的な美でなく、深層的な美は食事で作られる。

年を取るにつれて、自分の変化に敏感になってくると思う。
特に肌の調子、体型の変化は顕著にわかってくる。
でも、深層的な美、身体も心も健康な状態を継続させていきたい。

※今では、帰省して親の作ってくれる料理を
 たくさん食べれるようになった。
 米どころ出身のため、むしろ食べ過ぎてしまうくらい…

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