年代物プログラムたち、とソ連アニメ
オンライン講座のテキスト作りに活用している資料に、こんな子たちがいます。
数年前の年末に、ボリショイ劇場美術館のスタッフから
「はい、プレゼント。活用する?良いお年を!🎄」と
ほいっと頂いたのがこちらの古いプログラムたち。
劇場の作品の記念展や作曲家の特集などがあったら、展覧会の資料として展示されるような代物たち。
帰宅してまじまじ見ていて、こんなの貰って良かったのかしら😨??と多少不安を覚えました。
とはいえ有り難く頂いてしまったので、いろんな場面で活用させて貰っています。
とにかくレトロな色味や絵柄が可愛いし、味があります。
この独特な雰囲気は、ロシアがハイカラ?なヨーロッパとは異なり、また中央アジアや中東を含んだ陸続き文化が混ざり合っている、ユーラシア大陸独特の土臭い色彩から生み出されているように感じます。
ロシアのアニメがその良い例です。
同じアニメと言うと、チェコのアニメが東欧のアニメとしては有名ですし、独特の世界観にコアなファンが多いですよね。可愛いものが沢山ですが、結構シュールな作品も多いです。
初めてシュールレアリストのヤン・シュヴァンクマイエルの作品を見た時は衝撃的でしたが…
同じ時代のソ連アニメも、色んな意味でレベルが高いものが多いです。
世界中のアニメーターに影響を与えたと言われているソ連アニメ。
日本語でもDVDが出ていたようですが、《雪の女王》もとても良く出来ている作品です。
ロシア語ですがこちら↓
動きの柔らかさ、色彩、表現の豊かさ、
そしてクラシック音楽の使い方も秀逸です。
そして、以前にもご紹介しているこちらの《くるみ割り人形》。この時期になるとどうしても見てしまうアニメです。笑
言葉がなくチャイコフスキーの音楽だけで進行していきます。
登場人物の動きの柔らかさ、キャラクターたちの個性、色彩、表現のアイディアなど、見どころ満載です。
お時間ある時に是非ご覧ください🎄🎄
https://www.youtube.com/watch?v=PQwFr_rIGbk
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