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ストレスは「生きる幸せ」を感じさせるもの

こんにちは。適度なストレスは健康に良いという記事をご紹介します。ストレスは全く無ければ、死んでしまうと言われていますが、この記事を読むと、適度なストレスは、良いことなんだなと改めて思わされます。

一、ストレスは「生きる幸せ」を感じさせるもの

二、ストレス反応である疲労は心身を守る「安全弁」

三、ストレスは休養とのバランスがとれることで「心の健康」につながる

これは、日本大学医学部精神医学系主任教授内山真医師の言う、「ストレスの正体」です。

「そもそも、『ストレスがない』ことが本当の幸せだと思いますか?」

――内山教授「より良く生きようと思うと現実とのギャップを感じます。何らかのストレスを感じるものです。反対に、『このままでいいんだ』と思うとこの落差はなくなるけれど、今度は生活の満足度が低くなってきます」
『やりがいのない仕事を機械的にこなすだけで、食べるには何とか困らない生活』と、『ちょっと大変なこともあるけれど自分の能力を生かした仕事で達成感がある生活』、どちらの満足度が高いと思いますか?」
――内山教授「以前に行った国内調査でも、その通りでした。『達成感の高い人が心の面で健康』ということが分かったのです。『ストレスを避けなさい』というのは正しいことだと思います。でも、それはあくまでも程度問題。ストレスをとことん避けたらそれだけ幸せなのかというと、必ずしもそうでもなさそうなのです。そもそも、みんなで協力しながら生きている実生活の中では、多少なりとも人に気を使うことが多い。自分だけストレスが全くないというのは現実には難しいですね」

確かに、入院される患者様からよく、「病気になって初めて、健康のありがたみに気づきました。」「普通に家で生活できること。外の空気を吸えること。木々の緑や道端の花を見られることが、どんなに幸せなことなのか気付かされました。」という言葉を伺います。

内山教授「私たちが『ストレス』と呼んでいるような心の負荷は、うまく乗り越えられた時にこのうえない達成感をもたらします。いわばストレスは『生きる幸せを感じさせてくれるもの』でもあるのです。そう考えると、『ストレスが全くない生活が理想的な心の健康状態』とは言えない気がしてきます。心の健康とは、ストレスによる疲れと、そこからの回復を行ったり来たりする中で得られる、もっとダイナミックなものだと思います」
――内山教授「『疲労を感じる』ということは、心身を守る大切な『安全弁』なのだと思います。疲れると体を休めたくなるし、気持ちの面でも仕事を先延ばしにしたくなる。これが安全弁。疲労がなかったら、本当に体が壊れるまで気づきませんから」

なるほど。私自身は、どちらかと言うと、ストレスを感じやすいタイプなんだと思います。昨日も同僚に「もうちょい気楽にしてた方がいいって。」と言われたばかりでした。。ただ、感じたそのストレスを溜め込む方ではないと思います。なぜなのか、この記事を読んではっきりしました。休息をとにかくとるからなんですね。疲れたと思ったら、お休みの日はたっぷり寝たり、ダラダラしたりします。そうすると、昨日思いつめていたことの解決策が浮かんだり、まあいいか。と思えたりするのですね。

ストレスは「生きる幸せ」を感じさせるものということを、ふっと思い出せるようにしていたいです。

#COMEMO

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