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【なんでやねん!生霊に取り憑かれた話】

皆さん唐突ですが、生霊ってご存知でしょうか?

簡単に言えば、生きてる人間の魂みたいなものらしいです。

私はそれに取り憑かれた経験がありまして、それをどこで発表するも微妙な空気になる事確定なので、自分の国ことここnoteで処理していこうと思います。

まず登場人物を説明します。

【私】
ストレスマッハの中学生女、夏休み中鹿児島へ帰省中

【ばぁちゃん】
実家の鹿児島に帰省中、思想が強い

【生霊】
非常識な化け物

【死んだじいちゃん】
会ったことないけど、守ってくれてるらしい

【占い師】
ばぁちゃんの知り合い

主にこの人たちです。

 中学生の時に、私はいわゆる不登校と呼ばれる人間でした。理由は人がゲロったのを一日に二度も見たからと、部活の顧問からのパワハラでぶち壊れてしまいました。

一学期の終盤から不登校になった私は、夏休みにばぁちゃんの実家に行くことになっていました。そこで思想の強いばぁちゃんが私の不登校を、呪いと勘違いし占い師の所へ連れて行くことが事の発端でした。

ばぁちゃん曰く、この占い師はとても腕がいいから、見てもらいなさいとのことで渋々行くことにしました。私は呪いじゃないってわかりきっていますが、古い価値観や思想の強さはアップデートされていないようで、学校へ通わないことを、是が非でも認めない人でした。大爆笑


ばぁちゃんは開口一番、占い師に対してこう言いました。


【この子おかしいんです。学校に行きたがらないんです、だからちょっと呪われてるんじゃないかって、思ってて。】


いきなり、私も予測していない単語のオンパレードに空いた口が塞がりませんでした。実の孫の前でそんな事言うなよと、思いましたが今私は呪いの子、何言ったって相手にされません。

占い師の良いカモです、根掘り葉掘り聞かれます。最近のことや学校や友人関係まで、聞いても意味無いような趣味趣向まで、聞いてくることに驚きました。これで解決するならと、まるで最終手段の神様扱いでしたが、あくまで私次第だし、呪いじゃねぇしと、半ばやる気が無い状態の私でしたが、占い師が私の背後に着いている霊を見るとのことで、仕方なく別室へ行き、また根掘り葉掘り聞かれました。その時出た言葉が


【生霊とおじいさんの霊と白い狐が付いている】


あぁ?!


なんだそりゃと思いましたが、照らし合わせてみると、分からんでもないことはありました。その占い師は、「あなたが学校に行けてない理由は、この生霊のせいです。祓いなさい。」と言われました。じゃぁこの生霊なんなのさと思っていると、ズバリ部活の顧問の生霊が付いていると言われました。そしておじいさんが、生霊と戦っていると言われました。生者と死者の戦いが行われていました。
それを神様のように白い狐が見守っていると、なんだこのバックは。


 とてつもないカオスでした。大の大人に生霊を飛ばされていた幼気な女子中学生。今でも自分で自分を可愛そ〜と思います。けど不登校に一応理由があるだなんてと、ひっくり返りました。


当時私は、顧問に信じられないほど嫌われていました。ほんと文字に書き起こすのもおぞましいくらいの扱いを受けたりもしました。けどまさか、生霊を飛ばすなんてよっぽどですね。今でも余裕で軽蔑します。爆笑


おじいちゃんと狐は残したまま、生霊だけを消す方法を教えてもらい、夏休み中に実践しました。すると何と言うことでしょう


顧問が原因不明の体調不良に襲われ、点滴を打つほどの大重症だったらしいじゃないですか〜


内心ざまを見ろと、思いましたが、どうせ部活を辞める身です。最後に復讐して若干向こうが可哀想な雰囲気になることすら、許せません。なので最後は全力で挨拶をして終わりました。いつもは返しもしない挨拶を、返させることに成功しました。やはり大声は全てを解決します。


その後私は不登校継続で、顧問は今どこで何してるか知りませんが、どっかで生霊をぶっ飛ばしてることでしょう。

相変わらずばぁちゃんには、呪いと言われてましたが、呆れられもう学校催促もなくなり比較的平和に過ごせました。


今私は無職で文字を書いたり、YouTubeしたりして、嘆くことしか出来てませんが、生霊を飛ばすような嫌な大人には、なりたくないと誓っています。


終 制作・著作  ━━━━━    ⓐⓗⓞ

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