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月森乙@「弁当男子の白石くん」文芸社刊
2024年1月27日 05:32
ちょっと昔。長女は十歳でした。とある国に行きました。その地域に、「シュネバル」というお菓子がありました。スノーボール。雪玉、という名前らしいです。 中世の結婚式の時に供されてきた伝統的なお菓子で、リボン状に切ったクッキーをぐちゃぐちゃに丸めて揚げ、表面にたっぷり粉砂糖をかけたものでした。娘の顔くらいある、その大きなボール状のものを買いました。 娘がかじりつこうと大口を開けたら、口に