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みずほ証券と楽天証券の提携が個人投資家にとって悪い予感しかしないワケ
みずほ証券と楽天証券が提携し今月23日から楽天証券の顧客に資産運用相談サービスを開始するとの報道があった。
昨年12月にみずほFGが傘下のみずほ証券を通じ楽天証券への出資比率を49%まで引き上げた時からの規定路線だったのだろう。
この話は個人投資家にとっては百害あって一利なしになりかねない話で注意が必要という話をしたい。
両社の共同出資会社が資産運用、老後の資金計画、資産承継の相談に乗るらしい。
個人顧客は手数料が安いネット証券に流れていて、みずほ証券の170万口座に対して楽天証券のそれは1.000万口座を超えている。
みずほFGには格好の狩場に見えているのだろう。ターゲットは40~50代で一定の資産を持つ中高年層らしい。まさにGekkoもその層に入る。
しかし自分はこのサービスは華麗にスルーして今まで通りの投資スタイルを継続するつもりだ。たとえ無料であっても利用するつもりは絶対にない。
こういったサービスに銀行が入るとロクなことにならないのはこれまで銀行(その傘下の証券会社を含む)がやってきた数々の所業から明らかだ。
手数料の高い一時払い外貨保険に仕組み預金の販売、同じく手数料の高い投資信託と短期預金の抱き合わせ商法・・などなど一体どれほどの個人投資家が彼らの養分になってきたことか。
君の大好きな義父もその被害者だ。80歳近くの投資初心者にブラジルレアル建ての投資信託のリスクなどきちんと理解できるはずもない。
人の好い老人にそんな商品を売りつけて大損させた佐藤浩市がCMをやっているあの銀行は許せない。
せっかく対面でのプッシュセールのないネット証券のNISA枠でオルカンなど優良資産を積み上げた投資家が、彼らの養分にされないことを切に願い、彼らがやってきた悪行の一部を紹介しておく。
息子である君には口が酸っぱくなるほど諭しているが個人投資家という立場で金融機関は信用するな。
中には信頼できる人もいるがごく少数だ。彼らは金融のプロではなく販売のプロなだけだ。銀行や会社から過酷なノルマを課され良心を破壊されたり麻痺した人たちが多いのだ。
極端に誤解を恐れずに言うならば、特殊詐欺集団が非合法に高齢者や情報弱者からお金を巻き上げようとする存在なら、彼ら金融機関は合法的に巻き上げようとする人々と考えておくくらいが良いと思う。
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