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スーラ 著者トニモリスン

スーラ
この本は黒人女性作家であるトニモリスンが書いた本だ。
あらすじとしてネルは幼少期のころスーラと友達になり彼女にとってスーラはとても大事な存在となる。やがて大人になると、スーラがネルの夫ジュードと性行為を持つことにより二人の仲が悪くなる。しかし、スーラが亡くなってからネルは彼女の大切さに気付き始める。二人の絆は失われてしまったわけではないのだ

 この本は私に友情は途中で壊れてしまっても決してなくならないことを伝えていると感じた。なぜなら途中で仲が悪くなってもネルが彼女のことを考えているからだ。
 では、ネルが幼少期の頃、彼女にとってどのような存在だったのか。私はこの本を読んでスーラは刺激的な存在だと思った。なぜなら彼女に出会ってネルの行動が変わったからだ。今まで彼女は親に言われたことは全てしていた。しかし、彼女に出会ってから彼女は自分がやりたくないことはしないようになったからだ。では、彼女のどこが刺激的だったのだろうか?
それは、学校から帰るときにネルをいじめる男子に会った時に、スーラが彼を脅すために自分の指を犠牲にしたからだ。このシーンは私的に過激に見えた、しかし、この場面はスーラの強さを感じることができた。
 こんなにネルにとってスーラは刺激的な存在だったのになぜ仲が悪くなったのかとても疑問に思った。しかし、物語を読み進めていくと彼女たちに思い違いがあったことがわかった。その思い違いとは、ネルはスーラがネルに手紙を送ってくれると思っていたのに手紙が来なくて音信不通になってしまったことだ。そのため空白の時間ができてしまった。それだけではなくネルの夫であるジュードとネルが性行為をしていたからだ。ネルにとって我慢できない行動だ。
 これらのことが原因で彼女たちの仲が悪くなってしまった。しかし、最後まで読み進めると二人の仲が復活していると感じた。なぜならスーラが亡くなってからネルが彼女のことを懐かしく思っているからだ。二人の仲が復活していると感じたが、ここで疑問が生まれる。それは、スーラが亡くなっているのに仲が良くなっていると言っていいのだろうか?
 この本は難しい本だがとてもためになった。女性同士の友情だけではなく自分らしくいることの大切さに気づかされた。ネルの目線で物語を読み進めると二人の友情に視点を向けることができる。そして、スーラの視点で読むと自分らしくいることの大切さに視点を向けることができる。色々な方法で読むことができてとても面白かった。私はネルとスーラだったらスーラが好きだ。なぜなら、自分らしく生きているからだ。私は今自分らしく生きている。しかし、大人になったら自分らしく生きれるか不安だ。社会にでて働くようになると自分らしくいることを忘れてしまうとよく聞く。昔は正社員で働くことが全てだと思っていたが、今は、色々な働き方があると感じた。例えばYouTuberなどがあげられる。しかし、この働き方は私には空の上の話だと思う。しかし、正社員でも副業とかがあると聞く。これらのことは、先輩の知り合いから聞いた話がきっかだ。今私は高校生で色々なことに挑戦することができる。なので色々なことに挑戦し毎日を楽しみたい。
 なぜ私がこのような難しい本を読もうと思ったのか。それは、友達の知り合いの大学生がお勧めしてくれたからだ。最初はこの本は難しいと思っていた。しかし、読んでみるとそこまで分厚くなく読みやすかった。この本の著者であるトニモリスンとはどういう人なのか気になりインターネットで調べてみた。そしたら、ノーベル賞を受賞している方だと分かった。彼女の他の本も読んでみようと思った。しかし、私は普段あまり本を読まないので、まずはYouTubeなどでいろいろな本の要約を見てみようと思った。まだトニモリスンの本を読めるか分かんないけど機会があったら読んでみようと思った。

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