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我慢ならん

下の子が
インフルエンザで保育園休んだ
当然のように私が休みを取る

機嫌が悪い下の子。家事もままならん。

パートナーの職業柄、この時期に仕事に穴を開けることは多くの人々に迷惑をかけることは承知だ。以前はコロナに彼もかかってしまい、私は家で彼に責められ非常に肩身の狭い思いをしたし、彼も職場で肩身の狭い思いをしたのだろう。
「前回もあったろう。そういう時期だから、俺は何もしないから。悪いけど。」

ぶっきらぼうな彼のこと。
まぁ、確かに大変だったよね。今回は移らないようにしなくちゃね。けどね、忙しい時期ばかりじゃなくて、いつもあなたはそうだよ。気付いてないのかも知れないけれど。

私にべったりのコアラ怪獣が、四六時中一緒にいたら、いくらお高いマスクをしていてもやはりかかるよ、インフルエンザ。

寒気がすごい。二人で羽毛布団を取り合う。勝者下の子。いくら2人でふんわりかけても、巻き取られてしまう。仕方なく毛布にくるまる。二枚重ね。けどやっぱり寒い。

そうこうしているうちにまん中の子も体調不良に。まだ悪寒の残る体で病院を探して予約。下の子のベビーカーを押し、まん中の子を伴って歩く。

受付では「私と下の子はインフルエンザです!」とはじめに言い、受付と周りの患者がざわつくのを感じる。申し訳ない。こうするしかないんです…

即刻、隔離室に案内され、オモチャ取りに行きたいという下の子を体で制してなだめ、クリスマスプレゼントのカタログ見せて時間をやり過ごす。

診察室でも駆け出したい下の子を制し、受診させて一息。

さあ薬局。
げーん、30分待ち。お昼時だし寒いし、店内に入るのも躊躇する。
まん中の子はインフルでは無かった。

昼食とおやつを人気の無いコンビニで選ばせつつ時間まで過ごす。

薬の説明を受けている間に下の子が「オシッコ!」
ダッシュでトイレを借りに行き、一緒に個室に入ろうとすると「1人でできるから外で待ってて!」
いやいや。前に飲食店で1人で入って鍵閉めちゃって、ドアの開け方が分からず泣いていたのはだれじゃ。
しかも外から開けられないタイプで、店員さんも困っとったぞ…私も困ったし後悔した。

けどてこでも動かん。下の子を信じよう。1人で外に出る。

ドキドキ

うん、手も洗ってスッキリして戻ってきた。

やっとこさ薬を受け取り帰路へ。

部屋についたら手洗いうがいさせて昼食を取らせ、私は買ったものの仕分けと洗濯機回す準備。

自分の昼食を摂れたのは2時過ぎ…寝たい。

下の子は、すっかり良くなったので体力を持て余している。

まん中の子が工作しだして下の子も混ざる。
あ、少し眠れるかも…

洗濯機止まった。干さなきゃ…

なんてことをやっていて、口調もイライラ、思考回路もウロウロして、一生懸命学んで考えた嫌味のない言葉もどこかへ吹き飛び、素の、わがままとも取れる、気の強い中身がむき出しになってしまった夜。

パートナーと話をしたら、よほどわがままに見えたらしい。
「何で病気になると偉そうなの?嫌になるんだけど。前の時だって…」

そうね、いちにちをふりかえったら本能むき出しにもなるわ。病気で休みたいときに気の抜けない事の多さよ…今回は特に多い。


今までは怒っている風だったから、「ごめんね」って謝ってたけど、病人前にして寝転がってスマホいじって目も合わさずに文句だけ嫌味だけたれ流してるのが本当に嫌になった。情けない。




私ただ、「ありがとうね」って。
自分もしんどいだろうに、こどもたちのことみてくれててありがとうねって、言って欲しいんだよ。きっと。あなたに。


あちらは、私がすっかり忘れてしまったことを引き合いに出して怒っている。
何か、彼と話したことを、途中のまま「後で話すね」と言ったきり、遮って音沙汰無いらしい。
多聞、3カ月前位に話したことなのだろう。ごめん、、何にも覚えてないや。

ここ半年ばかり、色んな事を指摘されて怒られて、謝らせられた記憶しか無い。
すごく長い時間話し合いをしているのに、変なの。何一つ心に引っかかっていない。


とりあえず、体調が戻ったら話そう。
何についての話だったのか。

今は体をとにかく休ませてくれ。

こどもたちには本当に悪いことをしたと、直接謝った。
私とパートナーとのキツいやり取りが、君たちの耳にも届いてしまっていること。
そのあと愚痴を、君たちにもこぼしてしまうこと。

色々話したら、実はこどもたちも同じ事で悩んでいた。
まずは体調を戻すことが先。

優しさが染みるよ。
ありがとう。
家族でいてくれてありがとう。

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