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①ダイエットに「気合い」はいらない

ダイエットを始める際に「よし!やるぞ!」という感じで、気合いを入れる。
「今回こそ成功させるぞ!」なんて、意気込んで始めた事はありませんか?これは、ダイエットが失敗する典型的なパターンです。

気合いは絶対に冷めちゃうんですよね。。。

また、気合いや意気込みが強ければ強いほど、上手く行かなかった時に自分への嫌悪が強くなってしまいます。
どんどん自分に自信が無くなってきちゃいます。

ダイエットを始める時に気合いは必要ありません。
自然体で、普段どおりのあなたで、淡々と始めた方が成功の確率は高くなるんですよ。

ホメオスタシスという機能

人間には、ホメオスタシスという機能が備わっていて、
「常に現状で在りたい。一定で在りたい。」というシグナルを、いつも発信しています。

寒いと感じた時は、カラダを震えさせて体温を上げようとします。
逆に、暑いと感じた時は、汗をかいてカラダの体温を下げようとします。
常に体温を一定に保とうとする機能が働いている訳です。

急激な運動をすれば筋肉痛になり、これ以上の無理をさせないように信号を送ります。
アルコールを過剰に摂取すれば、気持ち悪くなって飲めなくなりますよね?
これらは、ホメオスタシスという機能の仕業です。

ホメオスタシスは、あなたを守るために急激な変化を嫌うのです。
だから、常に一定の状態を保て!というシグナルを発信し続けています。

そして、ホメオスタシスは、あなたの思考にも影響を与えます。

新しい事を習慣にするのって、徐々に徐々にやって行かないと出来ないじゃないですか?
これも、ホメオスタシスの仕業です。

変わろうとする意志とは裏腹に「急に変わるな!」という信号が脳に送られる。
こんな状態で何かに取り組む事は、下りのエスカレーターを駆け上がっているようなモノです。

だから、過度に気合いを入れ過ぎてしまうと、すぐに「なんだか疲れちゃう」ってなります。
これが自然の現象なんです。

日常の過度なプレッシャーはストレスでしかない

また、気合いを入れるという事は、自分にめちゃくちゃプレッシャーを与える事にも繋がります。
日常生活を送るのに、過度なプレッシャーをかけ続ける状態はストレスしか生みません。

現代人のいちばんの敵はストレスですよ。
ただでさえ、様々なストレスを抱えて生きなくてはならないのに、自分自身でストレスを誘発していたら、ホメオスタシスの信号がますます強くなるだけですって。

気合いはトラウマ製造機

あれだけ気合いを入れて、今回こそ!って思っていたのに…
私ってなんでいつもこうなんだろう…
私はダメな人間なんだ。私なんて…

過度に気合いを入れたばかりに、ホメオスタシスの
「いや、急に変わるな!」という信号にジャマをされる。
そして、今回も思ったような結果が出ない。

その結果、生まれるのは「トラウマ」です。
人は、一度感じた挫折や恐怖を無意識に避ける傾向があります。

ダイエットは難しい。
ダイエットはツラい。
自分にはできない。

その結果、無意識的にダイエットというコトバを避けようとし始めます。
だからどんどん太ります。
そして、ジムでトレーニングをしている人のSNSの投稿を見て、なんか嫌悪感を感じるようになっちゃうのです。

だからね。
ダイエットに気合いは不要なんです。

ダイエットに必要なのは「事前のプランニング」です。
◎どういう体型になりたいのか?
◎それを叶える為には、何を行う必要があるのか?
◎食事をどの程度制限する必要があるのか?
◎どんな運動を取り入れるべきか?
◎それを、どのくらい続ける必要があるのか?

◎自分のなりたい未来を手に入れるために、何から始めれば良いのか?

こうやって、無理のない範囲で、日々続けられる習慣の1つを作る方が、確実に結果に表れます。

・食事にかける時間を倍にする。
・咀嚼の回数を増やす。
・朝起きたら軽くストレッチをする。
・夜寝る前は水分をちゃんと取る。

こんな事ぐらいだったら出来ませんか?
本当はこんな事ぐらいから始めるべきなんですよ。

でも、多くの人が急に食事制限を始めます。
急にトレーニングをはじめます。
急に糖質を制限したりします。

だから、ホメオスタシスが働いて「これ以上やるな!」という信号に抗いながらのダイエットに挑む事になるのです。
従って、上手く行かない確率が自然と高くなってしまう。

だから、最初に気合いなんて入れない方がいい!
絶対に冷めるから。

冷静に計画を立てて、それを達成するために必要な事を淡々と組み立てよう。
そして、徐々に徐々に取り組んで行こう!

まずは、今の自分にも出来る事から徐々にです。
その方が絶対に失敗しないはずですよ。

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