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フランク・ロイド・ライト-世界を結ぶ建築展@パナソニック汐留美術館

アート&建築素人の感想です。
少しでも展覧会の雰囲気が伝われば嬉しいです。気楽にどうぞ。


基本情報

展覧会:フランク・ロイド・ライト-世界を結ぶ建築展

近代建築の三大巨匠、フランク・ロイド・ライトの回顧展。日本では26年ぶりの開催だそうです。

会場:パナソニック汐留美術館

JR新橋駅より徒歩10分弱。パナソニック東京汐留ビル4階にあります。
オフィスビルの一角にあるため、館内の写真撮影は原則禁止(展示エリア内は一部撮影可)。
公式サイトはこちらから。

会期:2024年1月11日(木)~3月10日(日)

開館時間や休館日などの詳細は、公式サイトをご確認ください。

入館料:一般 ¥1,200

ぐるっとパスを利用すると、入館料が無料になります。また、公式サイトに100円割引クーポンがあります(下記リンクからクーポンを画面表示すればOK)。

一般以外の入館料情報は公式サイトをご覧ください。
今回オンラインチケットや時間指定チケットは無いようでした。その代わり、混雑時は入館整理券を発行する運用のようです。
土日祭日は混雑が予想されるので、時間に余裕をもって訪問されることをお勧めします。

感想

フランク・ロイド・ライト人気、半端ない

1/27(土)の14時半過ぎに訪問したところ、渡された入館整理券は16:30~45のものでした。
今まで入場整理券を受け取った事がなく、しかも約2時間の待ち時間は完全な誤算(この日は講演会が企画されていたようです。リサーチ不足が悔やまれる…)。
近くの汐留シティセンターにあるスタバで時間を潰し再訪(余談ですが、このスタバは通りに面していないからか、わりと空いています)。
16時過ぎに訪問された方は、入館出来なかったようです。建築ファンの多さ、フランク・ロイド・ライトの人気を実感します。
来場者は、一般的な絵画展覧会に比べて男性率高め。会話の内容から建築科の現役学生さんと思われるグループもいらっしゃいました。
こちらの美術館、サラリーマンの街新橋の片隅にあり、私の中では隠れ家的存在です。油断して遅めの時間に訪問したのは失敗でした。今までこちらを訪れた中で一番の盛況と感じます。
フランク・ロイド・ライト人気、恐るべし。

美しい図面

展覧会ではフランク・ロイド・ライトが手掛けた建築図面(ドローイング)が多数展示されています。それらがとにかく美しい!
フランク・ロイド・ライトは浮世絵に造形が深く、図面に浮世絵の要素を取り入れたそうです。歌川(安藤)広重の浮世絵と横に置かれた図面から、その様子がよくわかります。
建築図面って普通はそっけない印象です(建物を正確に表現するためのものなので、当然ですよね)。フランク・ロイド・ライトの図面は、建物だけでなく周りの草木も書き込まれていて、一枚の絵画のようでした。建築を依頼した人も、図面を見てさぞやテンションが上がったことと思います。
で、この美しい図面の数々、塗り絵にしたら絶対に楽しいです。展覧会グッズで絵はがきも良いですが、塗り絵ってどうですかね?
グッズ展開を勝手に妄想したところで、著作権云々で難しいのだろうな~、と我にかえりました。

2代目帝国ホテル

ホテルの一部が移築された建物をテレビ番組(多分『新美の巨人たち』)で見たことがあります。
正面からの印象が強かったため、展示されていた模型を見てびっくり。奥行きが想像以上でした。空間を贅沢に使ったホテルだったようです。模型だけでなく内装の写真や椅子、食器など、2代目帝国ホテルの様子を伝える品々が展示されていました。
こだわり抜いて造られた様子が伺え、今全く同じ建物を造ろうとしても、いろんな意味で難しいのかな、と遠い目になりました。

まとめ

展覧会ではフランク・ロイド・ライトが手掛けた建築についてだけでなく、浮世絵や明治期の日本の写真など、盛りだくさんでなかなか見応えありました。建築ファンだけでなく、クラシックホテル好き、明治大正時代の雰囲気が好きな方も楽しめる展覧会だと思います。
フランク・ロイド・ライトの建物を実際に見てみたくなりました。まずは博物館明治村からですかね?

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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