となりの国の絵本 躍動する韓国イラストレーションの世界@横須賀美術館
アート素人による展覧会の感想です。
絵本や韓国が好きな方だけでなく、日常を忘れてのんびりしたい方にもオススメ。
少しでも雰囲気が伝われば嬉しいです。
気楽にどうぞ。
基本情報
展覧会:となりの国の絵本 躍動する韓国イラストレーションの世界
そう言えば韓国の絵本って見たことないな、と思いました。一つの国に絞って絵本とそのイラストを鑑賞できる、珍しい展覧会だと思います。
会場:横須賀美術館
美術館の公式サイトはこちらから。
美術館についてまとめました。
https://note.com/modern_hawk601/n/n6699ea9ff1f9?magazine_key=m9935e8720a2c
冬に訪問するのは初めてでしたが、今回も絶景を楽しめました。
会期:2023年11月18日~12月24日
観覧料:一般 1,300円
休館日やアクセス情報などの詳細は、公式サイトをご確認ください。
今回も『よこすか満喫きっぷ』の遊ぶ券利用で訪問しました。
見所/感想
イラストに癒される
可愛らしい、カラフル、ポップなイラストが多かった印象です。
中には写実的だったり、ダークな結末のお話しもありましたが、大人目線でも楽しめるので、それらも興味深かったです。
展示会場は撮影不可だったので、撮影OKだったパネルを一部紹介します。
韓国ドラマ好きも楽しめる
韓国の民話や昔話を題材にした作品がいくつかありました。
個人的に見覚えがあったワードは下記のとおり。韓国ドラマ好きなら、もっと発見があるかも知れません。
トッケビ(朝鮮半島に伝わる精霊、妖怪)
ヘチ(善と悪を裁く伝説上の生き物)
チュモン(朱蒙:高句麗初代王の名前)
トッケビは2016年放送のファンタジックな恋愛ドラマ。2022年に視聴しました。世界観に慣れる3話くらいまでは戸惑うけど、後は続きが気になりノンストップで視たくなります。
ヘチは朝鮮王朝の英祖が主人公の歴史ドラマ。2019年放送。日本で云うところの大河ドラマって感じでしょうか。これも2022年に視聴。
チュモンは未視聴です。ジャンルは史劇ファンタジーだそうです。2006年放送。
印象に残った作品
個人的に印象に残った作品を紹介します。
キム・ドンソン『田舎ネズミのソウル見物』
イソップ寓話『田舎のネズミと都会のネズミ』を翻案した話。1920年代のソウル(京城)が舞台です。馴染みのあるお話しなのと、風景が映画やドラマで見たことある昔の日本のようで、不思議な感覚になりました(韓国併合後なので、外国なのに外国っぽくないと言うか…。政治的背景はともかく、町並みがレトロで素敵でした。)
キム・ジェホン『雲』
十二支をモチーフにした雲の絵本。
共通の文化的背景を持っている国なんだと改めて感じました。どちらかというと写実的なタッチの作家さんです。
パク・チョルミン『マルマ課長 建設日記』
黒のサインペンでスケッチ風に描かれたイラスト。写実的なタッチで、同じ作家さんの中でも異質で人目を惹く作品でした。働く大人のかっこよさを感じる作品。
まとめ
元々韓国のエンタメは好きでしたが、絵本に触れたのは今回の展覧会が初めてでした。作家さん毎に作風が全然違うので、日本と比較するのはとても難しいですが、韓国の新たな面が知れて良かったです。
そういえば、韓国発で流行ってる漫画も近年多いな…、と。この記事を書いてる途中から、韓国旅行に行きたくなりました!
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
了
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