#4 AIと教育

#2で教育について考えた。
学校でも「チャットGPT」を活用しようという動きが見られるようだ。
それについては自然な流れだと思う。
だが、これによりもっと教育の必要性について考えなくてはならなくなった。

例えば、学校でよく行われている作文指導。
文科省のwebサイトによると、「作文指導の目的は、言葉を用いて明快に表現したり伝達したりする力をつけることである。つまりは、言葉を通じてよりよく考える力を養うことである。」と書かれている。

チャットGPTを使えば読みやすい作文を書くことができる。
作文を書く意味が分からない人や苦手な人が、チャットGPTに流れることが予想できる。
第一、AIを使って書いた小説が賞を取る時代に、自分で作文を書く必要性を感じる人がどれだけいるだろうか。
それでも作文を指導しなければならないのだ。
何のために作文を書かなければならないのだろうか。

私は、言いたいことをまとめたり、順序立てて考えたりする力が身に付くと考える。
ただし、これは作文でなくても良く、話し合いなどの中でも身に付く力である。
どうして作文指導をしなくてはならないのだろうか。
私も考えている最中である。

今回は作文を例に取り上げたが、AIを取り入れると、「これは本当に学ばなくてはいけないのか」と思うことがより増えていく。
これから先は「なぜ」を考えることがとても大切になっていくだろう。

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