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非常勤ですが、なにか?♯7

前回までのおさらい

前任校が閉校になった。中学校に固執しない同僚たちは、もれなく新たに開校した小中一貫校に異動したが、中学校教員(非常勤講師)にこだわったために転勤を余儀なくされた私、50代女性。教員歴は、30代で教諭を退職・出産育児期間を差し引いて24年。常に国語の授業に情熱を傾けてきた。居心地が良くて13年も居座った職場に別れを告げ、チョーク一本さらしに巻いて(いや、デジタル黒板もタブレットも使いますよ)、新たな学校へ旅立つことになった。久しぶりの転勤である。
転勤先でも引き続き非常勤講師にて通常学級2年生全3クラスの国語科授業週4時間(週12時間➕4時間)を担当することになった。

1学期の終わりが見えてきた!


 地区総体の関係で、早めの期末テストが終わり、終業式まで残り1ヶ月を切った。

 先日金曜日、5時間目の授業と来週の授業の準備を終えて駐車場に向かう私に、校舎3階から「先生〜、ばいばーい!」と声を掛けてくる生徒たち。振り返って手を振ると、また別の窓から「先生〜、ばいばーい!」。
 生徒との信頼関係も少しずつできてきたように思う。
 
 日を追うごとに新しい環境に慣れて楽になり、仕事が楽しいと思える瞬間も増えてきた。
 
 受け持つ生徒数が前任校の4倍近くになったので、作文の添削(もちろん持ち帰り仕事ですよっ)がしんどい‥と思いきや、意外とイケる!
 なんとなくやっていたらどんどん時間が過ぎていくので、机に砂時計を置いてみた。別にスマホのタイマーでもよいのだけれど、砂が落ちるまでに200字作文なら2人分。800字だと1人分添削できる。
 
 ゆっくり書いていたら滲むタイプの添削ペンで、良いところには線引いて○印、マズい部分はチャチャっと書き直し。
 原稿用紙の使い方がめちゃくちゃなものも少なくないけれど、中には面白い作文もある。つい「秀逸!」と書いてしまう。
 
 山積みの添削済み作文を前にしたときの達成感!
 私、まだまだ順応できる〜!
 

 去年より週4時間ほど増えているのだから当たり前だが‥最近まで気づかなかった。
 収入が月4万円ほど増えている!

 長かった1学期。残すところ約2週間で授業が一段落。あとは成績処理と夏休みの準備か。



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