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寝る前の5分閑話『人間とアリについて』


※この記事は、寝る前の5分ラジオを元に作成しております

皆さん、こんばんは。カツタリョウジです。

本日も、寝る前の5分ラジオを始めたいと思います。


本日のテーマは、人間とアリ、についてです。

人は、ホモサピエンスという種の動物で、コミュニティを作って社会を作ります。アリも同じく、コロニーという、同じ巣で暮らすための社会コミュニティを作り、それぞれの役割を担当して生活しています。


人の見た目は、チンパンジーなどの霊長類に近いですが、大きなコミュニティを作るという観点で言えば、霊長類よりもアリに近いと思います。このあたりの話は、ユヴァル・ノア・ハラリさんの「サピエンス全史」という本にも書かれていますので、ぜひご興味があればそちらも読んでみてください。


同じ社会コミュニティを作る生物の中でも、アリと人とは何が違うのでしょうか。サピエンス全史の中では、思想を共有することと書かれています。


思想というのは、宗教のようなものをイメージされる、そういう方もいらっしゃると思いますが、ある共通の目的を持った団体、という意味合いであれば、会社だったり、学校の部活だったり、それらは、ある共通の思想を共有した社会コミュニティということになると思います。


人が、アリと決定的に違うところは、離れた人とでも思想を共有できることなんです。


共通の思想を持つと、離れたエリアでも同じ目標を持って行動することができます。これは、何かを信じ込む力が、他の生物よりも遥かに高いからだと、サピエンス全史の中でも言われています。


確かに、会社に所属していて、離れた場所にいたとしても、会社が進むべき道を理解して行動するということは日頃から自然にできている気がしています。歴史学者や進化生物学者の様々な本の中では、この手の内容がよく書かれています。


ただ、皆さん全員が、会社の進むべき道を”毎日”意識して、日々生活しているでしょうか。

今日やるべきタスクを、淡々とこなしているという人も多いのではないでしょうか。


アリにおいても、餌を探すときには道なき道を進み、偶然餌にたどり着けるということもあるような気がしています。私はアリの研究者ではないので、このあたりは反論があるかもしれませんが、アリも人も基本的には同じで、コミュニティの中で決められたタスクを日々こなすだけであり、コミュニティが目指すべき思想を元に、新しい行動をするメンバーは少数派なんだろうなと思います。


人が特別にアリと何か違う行動理念を持っているかというとそうではなく、コミュニティに所属して”安心”を得ながら生活するという点では、ほとんど同じなのではないでしょうか。


そんな風に考えると、アリも、「今日はかったるいけど仕事出し働くか」とか、「 新しい部署の上司、マジで怖いし、本当うっざいわー」と思っているんじゃないか、そんな風に思えてなりません。


それでは、本日はこの辺りで終わりたいと思います。


今日もお疲れ様でした。おやすみなさい。

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