見出し画像

「話して」「放して」「楽」になる

今日も晴れていますけど風が冷たくて、寒いです。
皆さんそろそろ、大掃除など始めていますか?
(私はまだですが…)

寒くなるとカラダも縮こまって、ココロも縮こまって、不安から悩みが増えて来てしまいます。
特に冬の時期は日照時間も短くなるため、余計に不安が増してしまう方も多く、そこから「冬季うつ」になってしまう方も居ます。

一方で季節に関係なくいつも朗らかで明るく、優しくてその存在を周りのみんながココロ強く思うような方も居ます。
こういう方って一見すると悩みが無いように見えますけど、そんな方でも悩むことは当然あります。
こういう方は自分の悩みを無意識のうちに解消・解決出来ているんですね。

ではその悩みを解消出来る人と悩みを引きづってしまう人の差って、どこにあるのでしょう?

それはその悩みを「話す」「口から外に出す」勇気があるかどうか、なんです。
ほんのちょっとの差、それだけなんですね。

誰でも悩みはあるものです。
自ら「悩みが無いのが悩み」なんて言われる方も居ますけど、この人は「悩みが無い」という「悩み」を持っているわけです。

そして悩みに大きいとか小さいとかっていう「差」はありません。

これも良くあることですが「あの人の悩みに比べたら私のなんて…」と言われますけど、そもそもの生まれや育ち、これまで生きて来た環境や付き合ってきている人たちが全く違うんですから、他人の悩みと自分のそれを比べる事には全く意味がありません。

ここには他人の悩みに比べたら自分の悩みは小さいんだから…と思うことで自分の方が優位にあると考えようとしたり、そう考えることで今の自分を正当化しようとしたり、苦しくつらい自分に「もっと頑張れ」と自分でプレッシャーを掛ける心理があります。
それで余計に自分を苦しませている、自分の首を絞めてしまっているんです。

誰にとってもその悩みは重く、苦しいものと理解するようにしていきましょう。

またその悩みを引きづってしまう人って、自分で何とか解決しようと努力するものの、それがうまく行かなくて余計に悩みを深くしてしまっている可能性もあります。

特に自己否定感が強い人は元々の考え方が否定的ですから、一人で考えても出てくる答えは否定的なモノにしかならないんですね。
言い換えれば自ら否定的な答えを出すように、自分を導いているとも言えます。
これが「間違った思い込み」とか「思考のクセ」というモノです。

このように何故悩んでしまうのかと言えば、独りで考えても答えが出ないこと、独りで考えても否定的な答えしか導かないことを自覚出来ず、いつまでも一人で考えて自分一人で何とかしようとしているからです。
同じところをぐるぐるモヤモヤしてしまうのは、そんな理由からです。
(負のスパイラル、なんて言われますね)

そこで誰かにその悩みを「話す」事を選択出来る勇気があるかどうか、という所が大切になって来ます。
上記の「悩みを無意識に解消出来ている人」はこれを「無意識に」しているわけです。

独りで解決出来ない、答えが出せない事に誰かの助けを借りる。
これを「恥ずかしい」などと思ってしまっている人は、人目を気にする、人から好かれようとする、人から嫌われないように、ダメな自分を見せないように…

そんなことを考えてしまう人が多いんですね。
けど、悩みを話せる人というのはそういう「自分」もきちんと認めている人なんです。
これが「自己肯定感」の大切な所であり、「自己信頼(自信)」が出来ているとなります。

ダメな自分も「今の自分」として認めそのままの自分をそのまま受け入れて、そんな自分も周りにさらけ出せる人は、結果的に悩みも深くならないうちに、周りの力を借りて解決する事が出来るんです。

その相手は家族でも良いし、同僚でも友人でも良いんです。
もしそういう人に話せないような事であれば、その時にはカウンセリングやセラピーを利用してください。

独りで抱え込まず、誰かに「話す」そして「放す」勇気を持つ
これを大事にしてください。

お部屋の大掃除と共に、ココロの大掃除、ココロの棚卸も今年中に済ませませんか?

頂いたサポートはカウンセリング普及活動などに使わせて頂きます