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「良い子」を辞める

アダルトチルドレンを表す際に最も適しているワード「良い子」

手が掛からない良い子
何でも言うことを聞く良い子

このような「良い子」は「親にとって都合が良い」良い子となっています。

それは自分が生まれた環境下において「良い子」で居なければ、そこで生きることが出来なかったために、あれをしたい、これが欲しい、あんな風になりたい…といった「本当の自分」を押し込めて来てしまった結果、オトナになってそのギャップに悩み、人間関係の構築が難しくなり、「生きづらさ」を感じてしまう。

自分がやりたいことが分からず、自分がこれからどう生きたいのかも分からず、けど日々を生きていかなければならず、生きるために周りの人たちの顔色を窺いながら、嫌われないように、なるべく好かれるように、自分を犠牲にしてでもうまく立ち回る。

これもその周囲にいる人たちから見れば「役に立つ良い子」となっているはずです。

全ての人がそう、とは言いませんが、多くの人がこの「良い子」だったと気付かずに、今なおココロに悩みを抱えながら苦しい毎日を過ごす。
これが「アダルトチルドレン」の生き方です。

自分でその生きづらさに気付き、調べ、アダルトチルドレンという概念と出会えた方はそこから、自分がすべきことも見えてくるのですが、まだまだ多くの方々はそれに気付けず、生きづらさを抱えながらココロの病とも付き合いながら日々を生きている。

とてもつらいことですし、人生という有限の時間の中ではとてももったいない過ごし方になってしまっています。

アダルトチルドレンとはその概念を知り、何故そうなったかを知っていくことで、ココロの回復が始まります。

何故そうなったのかを知ることは、それ以前の自分はどうしたかったのか、どうなりたかったのかを思い出すことにつながります。
それを思い出せたら今から、新たにそこを目指すことによってさらにココロの回復が進み、やがて「自分らしさ」を取り戻すことが出来て、生きづらさから解放されます。

ただ中には過去の記憶を完全に封印してしまっている方も居ます。
子供の頃の思い出を訊いても「よく覚えていない」「分からない」という方も居ます。

そういう方々はまさにこれから「新たな生き方」を始めるチャンス、と私は伝えています。
新たな自分の生き方を目指すことで、今の自分がすべきことが見えてくるからです。

その第一歩として「良い子だった自分」に気付き、それを辞めていけるようこれまでの生き方の中に在る問題点、「間違った思い込み」をその都度お伝えしていきます。

決して簡単な作業ではありませんし、つらさも伴います。
ですが勇気を持って「良い子だった自分」と向き合えて行けたら、時間は掛かっても必ず「今」とは違う「明日」が見えて来ます。

アダルトチルドレンは克服出来る。
そのために「良い子」を辞めるところから始めませんか?

頂いたサポートはカウンセリング普及活動などに使わせて頂きます