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シチューには…

今朝、TVを観ていたらそこで流れたアニメの中でこんな会話が。
友達4人がシチューについて議論。

「シチューはご飯にかけるだろ」
「シチューはそれだけで食べる」
「家ではシチューにはパン」

それを聴いていたもう一人が「これはケンカになるので新たな提案を。シチューにはパスタを…」
他の3人はこの提案を速攻で却下、というオチだったんですけど、この「シチューはどう食べる」問題って、最近よく聞くようになりました。

ちなみに私が育った家では、シチューにはトースト、そこに目玉焼きが付いてくるというモノでした。
それが専門学校時代に家を離れて、学校の帰り道にあった新宿のとあるデパートのレストラン街でランチメニューにシチューをライスにかけているモノがあったんです。
(厳密にいうとシチューではなかったかも知れませんけど、とにかくホワイトソースが掛かっていました)

始めは「シチューにライス!?あり得ないだろ」と思っていたんですが、何かのタイミングでそれを食べてみたところ、すこぶる美味しくて。
それ以来、自炊の時にはカレー→シチューにライスとパンという流れが定番となりました。
(食材を余らせないためと、料理のレパートリーが貧困だったので…笑)

このように自分の「普通」が他人の「異常」というのはよくあるんです。
以前にも書いたかもしれませんが、「バスタオルいつ洗うか問題」もそうです。
私は2回使ったら洗う、ある人は使うたびに洗う、ある人は1日おきに洗う…とそれぞれの家庭で出来上がっているルールは、他人の家のソレとは違うケースってあるものです。

それを「自分のルールが正しい」と押し通してしまうのも問題だし、他のルールに合わせてばかりだとストレスが溜まってしまいます。
実は夫婦問題でカウンセリングに訪れる方って、このような問題を抱えている方も多くいます。
お互いに好き同士で結婚したのに、一緒に住むようになるとお互いのルールの違いが色々と見えて来て、そこから関係にヒビが入ってしまい…となる訳です。

自分の価値観を大切にすることも必要ですが、それは相手の価値観を否定しても良いということにはなりません。
自分の価値観を大切にしつつ、相手の価値観も認めていく。
受け入れられるモノは受け入れていき、どうしても受け入れられないものは受け入れられないものとして、お互いに譲歩し合う。
そのために「コミュニケーション」があります。

コミュニケーションというとどうしても「自分の意見を伝える」事だけと思われがちなんですが、自分が伝えるべきことはしっかりと伝えると同時に、相手の話もしっかりと聴くことも必要です。
むしろ、相手の話をしっかりと聴くことから良いコミュニケーションは始まると言っても良いでしょう。

人間関係にお悩みの方は、まず相手の話に集中してみることから始めるのも良いと思います。

あなたはシチュー、どんな風に食べますか?

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