見出し画像

答えは『あなた』の中にある

私は海外ドラマを観るのが好きで、ストレス解消も兼ねて常に録画していたりします。
そういうドラマを観ていると時折、カウンセリングの場面が出てくることがあるんです。

以前にも書きましたが、アメリカなどでは心理カウンセリングが日常生活の中に根付いていて、何か悩んだりした時には掛かり付けのカウンセラーの元に行く、ということで悩みが深くなって身体に異常が出る前に対処しています。
日本にもこういう習慣が早く根付いて欲しいモノなのですが…

ところで、ドラマに出てくるカウンセラーって、クライアントさんをわざと怒らせるような問い掛けをして、クライアントさんが感情的になってその本音をさらけ出して、そのあと冷静になって改めて自分の内面と向き合い、自分が抱えている問題とその答えに気付く、みたいな流れが多いんですけど、なかなかあんな風にうまくはいかないモノです。

ですけど、基本的に自分の思っていることを話すことによって、それまで自分でも気付いていなかった想いや感情が隠れていたことに気付く、というのはカウンセリングの中では良くあります。

その時カウンセラーはクライアントさんの言葉をそのまま投げ返してあげるのですけど、自分の言葉を第三者から客観的に聴く事で、自分が発した言葉を客観的に冷静に受け取ることが出来るんです。

自分の言葉を客観的に冷静に受け止めることで、自分の中にある想いや抱えている悩みに対する答えやその方向性に気付く。
これは実際に私の目の前で、何度も起きている出来事です。

「答えはあなたの中にある」というのは、こういう意味なんですね。

日頃から悩みを抱えてしまうと、目の前にある悩みに囚われてしまって、その奥にある本当の問題になかなか気付けません。
「悩み」とは「自分一人では解決出来ない」ことを「独りで何とかしよう」と思ってしまうため、同じところをグルグルしてしまうため「悩んで」しまうわけです。

またそこで何かしらの答えに行き着いたとしても、否定的、悲観的な思考で考え、出てくる答えなため余計に悩みが深くなってしまうこともしばしばです。

カウンセラーを前にして、自分の思っていることや悩んでいることをぶちまけていくことで、それまで隠れていた、或いはあえて見ようとしてこなかった問題に気付くことが出来れば、そこから生き方を変えていくことが可能となります。

昨日と同じ今日を送れば、明日も今日と同じ。
昨日と少し違う今日にすれば、明日は少し変わる。
少しでも「明日」を変えるためにも、カウンセリングやセラピーを取り入れてみて下さい。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

頂いたサポートはカウンセリング普及活動などに使わせて頂きます