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Artificialなもの、Naturalなもの

ビジネス・ブレークスルー大学のデジタルファーストキャンプ(D1C)
参加ログ3

D1Cの第3タームを通じて、自分のブランディングにつながるデザインを考える課題は、Figmaのデザインツールとしての機能や良さを理解できたこと以上に、自分自身のこと、自分の今後やりたいことを真摯に考える機会につながり感謝しています。

BBTUに入る数年前まで、わたしは米系IT企業2社の管理部門で計18年過ごしました。2000年代初頭には在宅勤務やリモートワークが認められ、会議はビデオ会議、コミュニケーションはチャットがデフォルト、会議室を予約してもメンバーが来るかどうかはわからない、という環境でずっと過ごしてきました。
入社早々、メール、チャット、電話、システム上のリクエスト、オフィスの座席に訪ねてくる人達からメッセージが次から次へと届く環境にアップアップになり、優先順位をつけて業務していく必要性に駆られたのを思い出します。幸いわたしはマイペースで環境に慣れましたが、コロナ禍を経た多くの企業の人達は、ここ数年で凝縮された同様の経験をされたんだろうなと想像します。

20年間、リモートワーク環境を推奨してきた企業での経験から私自身が学んだことは、「あまりにもデジタル環境、Artificialなものに浸ると、リバウンドが起きる」ということでした。コロナ前のプロジェクトでは、朝9時から18時までの間に、自分主催の12件のハイブリッド会議をこなして、早朝と夜間に議事録を作ったりその他の業務をPCに向かってこなす、という状況などを経てたどりついたのは、日々コーヒー、アロマオイル、ハーブティーでリフレッシュ、リラックスし、観葉植物の世話と短時間のウォーキングで緑を愛で、お休みをもらって大自然に浸りにいく、というナチュラルなものを意識的に求めるライフスタイルでした。(今では畑作業まで生活に取り込んでいます。)
アメリカの著述家リチャード・ルーブ氏が2005年に「自然体験不足障害(Nature Deficit Disorder: NDD)」という言葉を『森のなかの最後の子供』という著書で、現代の子供たちが自然との接触が不足していることが、身体的な健康や心理的な健康に悪影響を与えている可能性がある、という概念を主張していますが、個人的には子供だけでは無くデジタルに浸る多くの大人も同様なのではないかと感じます。

AIの登場によって、私達はますます日々デジタルなツールを使い、デジタルな時間を過ごすようになりました。今回わたしは敢えてその最先端の知識を得たい、加速している世の中をもっと理解したいと思ってBBTUのデジタルファーストキャンプ: D1Cに参加しました。その結果この3ヶ月、日々周りから得るデジタル情報やChatGPTの進化に圧倒されています。IT企業でデジタルツールに比較的触れてきた自分でさえも感じる将来の不安感は、きっと今までデジタルな働き方に慣れていなかったワーカーにとってはかなり大きなインパクト、ストレスとなってくるのではないかと想像しています。

日々のちょっとした時間で気軽に自然 (植物から採取できるフィトケミカル成分)に触れられるのが、オーガニックハーブの良いところです。私と同様に日々ストレスや違和感を感じているワーカーたちが居たら、自分がハーブに出会うことで得られた日々の安らいだ時間や気持ちをおすそ分けしたい、その気持ちがこのD1Cの間に強くなりました。働く場でのハーブの活用、を今後個人的なプロジェクトとして研究して、できたらビジネスにつなげていきたいと思っています。



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